プライバシーポリシー

2019年10月20日日曜日

2019香港デモと映画「彼女はシークレット・エージェント」願望と現実


香港デモ



「大変ですね」とか言っても「所詮、他人事だろ」って当事者には怒られますよね?


アレ見て思い出しました



「彼女はシークレット・エージェント」


香港映画です。


公開は1990年。


中国公安の女性捜査官が香港に犯罪者を護送してきて巻き起こるアレやコレやを描くコメディ。


「逃亡犯条例」

現実世界では今、これが騒動の元凶?

映画内では、中国本土から香港に犯罪者を届ける設定。

犯人送り届けて任務終了と思ったら、そいつが脱走したので香港に留まるハメになり・・・


ゴリゴリの共産党支持教条主義者が1990年の香港で価値観の違いに直面


カルチャーギャップで引き起こされる騒動





女性捜査官役はドゥドゥ・チェン


化粧なんかとは無縁で職務に邁進

表向きは、そう見せて、実は口紅一本隠し持ってるという可愛いキャラ


ホステスさんに変装して潜入捜査


自分でメイクしたらセンスが古くてダサ過ぎて、香港の刑事たちズコー

香港の女性刑事がメイクし直したら


まるで別人でビックリ


・・・お約束パターンですけど楽しい



香港では現地刑事(レオン・カーフェイ)の家に泊まらせてもらいますが



レオンの父親はバリバリ国民党支持者


当然巻き起こる構図・・・



国民党VS共産党


ヤバ


・・・コメディですから、ご心配なく。


何かどっちもどっちみたいな描き方してますし



こんな物議醸すシチュエーション作らなくても良かった?



結構、内角ギリギリの危険な所をあえて突いてるんですね監督



安全パイだけ引いてたらダメ


クリエーターとしてのそんな矜持を感じます。





ドゥドゥ・チェンは甥っ子を同行して香港に来ているのですが、彼は・・・





超能力者


こんな謎すぎる設定


しかも、この設定殆ど意味ありません


紙幣を破って元通りにするというスキルを見せますが・・・


初歩的な手品やん


それ見て感心したドゥドゥ・チェンが自分の警察手帳をビリビリに破って元に戻せと言い、自称超能力者困ったな

そんなギャグ・シーンを成立させる意味は有りましたが・・・


ちなみに、この警察手帳がどうなったのかは描かれません





自称超能力者さん、気弱そうで終始オドオドしているのですが・・・



この映画の監督です


脚本も書いてます


役者としてはこんな役を演じながら、下手に触ったらマズい所を揶揄風刺するリスキーなコメディの脚本を書き監督してしまう


カッコヨクね?



この作品香港では大ヒットしてシリーズ化されます


「返還前」の空気にマッチしたのでしょうか?とか言ったら当事者に怒られますよね



映画は将来に希望を感じさせるような終り方をしますが・・・


願望


現実は違いました。


デモに参加してる若い香港人達は、この映画の事知らなかったりするのでしょうか?


2019年に「彼女はシークレット・エージェント」見て笑えない猫着ぐるみ姉妹の姉。口紅に興味津々の玉猫どん。スマホ操作に熱中して落としそうになってるデカ猫氏。








0 件のコメント:

コメントを投稿