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2019年8月14日水曜日

町山智浩さんの映画本とムダ話



町山智浩さん



長らくお世話になってます。




向こうは知る由もありませんが・・・


町山さんが編集に携わった映画本を私が拝読愛読しているというだけの話



しばし、思い出話を・・・


ちなみにこれ、町山さんの映画ムダ話と違いリアルガチ無駄話です。念の為。




「面白い映画本ってないかなぁ?」

そう思いながら、数多の書店、古書店をさまよっていた頃(まだ、ネットありませんでした)


発見したのが・・・


特に第2集は読み込みすぎてボロボロ。



「これこれ、欲しかったの、これだよ!」(心の底からの叫び)



作品のセレクトからしてピンポイントで俺仕様


「ポイント・ブランク」「要塞警察」「バンデッドQ」「ローリングサンダー」「ダーク・スター」「タクシードライバー」「アメリカン・ウェイ」「空軍大戦略」「トコリの橋」「ワイルドバンチ」「バニシング・ポイント」「ヒッチャー」「フェノミナ」「サムライ」「バーストシティ」「サンダーロード」・・・


こういう作品ばかり取り上げてる映画本(雑誌ではなく、それに特化した本)、当時(1980年代後半)なかったはず。

・・・と思ってたら

「季刊 映画宝庫」

こんな正に宝庫がある事を知り、古本屋さん巡りをする事になりますが、それは又別の話。



「このビデオを見ろ!」をむさぼるように読みながら、浮かんだのは感謝の思い・・・




ありがとう。俺の為に!(違う)



香港映画も取り上げられてましたが・・・


この頃個人的には、ジャッキーすら見ず嫌いでした。


「男たちの挽歌」とブルース・リー

この私的2大存在と出会いを果たし自らの無知と偏見を悔やむのは、まだ先の話。(ブルース・リー信者になるきっかけも町山さんの「ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!」とは知る由もない)


自分が日本(世界?)唯一(おそらく)の


レジーナ・ケントさんのファン


そんな事になるとは知る由も(しつこい)



それは、ともかく・・・


その後も町山さんの後を追い続けた結果





・・・「映画秘宝」に辿りついた



これも原点。レア・コンテンツ2点(?)





無駄話ついでに初めて衝撃を受けた映画の話



King of  Hearts




この原題の方が好き・・・



町山さんも「映画ムダ話」で紹介されてます。




フィリップ・ド・ブロカ監督作品(1966年)


昔はよくTVでやってました(子供の頃、私もそれで見ました。3回くらい)


牧歌的で、のんびりしたムードが漂う作品

フランスの小さな村が舞台

日本人的にはロマンチックなファンタジーの世界に見えるヨーロッパの町並み

浮き世離れした人々

サーカスの動物たち(特にチンパンジーが良い味だしてます)

そこに送り込まれた一人の兵隊

まるで心地良い夢のような時間が過ぎますが・・・



終盤の展開には驚きました


子供心に強烈な印象が残りました

といっても、そのインパクトはペキンパー的な過激な描写によってもたらされる訳では有りません。






見てる側(自分)の価値観が根底から完全に引っくり返される事で生じる驚き


予想だにしなかった不意打ちでKOされた気分でした。



私が昔TVで見たのはCM込み90分枠日本語吹き替え版



吹き替えは個人的にはむしろ歓迎すべき点ですが(特に、この頃の洋画吹き替えのメンツは職人揃い)

問題は尺

この枠ではオリジナル140分の半分くらいはカット・・・


しかし、子供心にも

「これ、名作やん」

そう感動させられただけでなく

「映画っていいな」

こんな印象も与え、私が映画マニアになったきっかけの作品でもあります。



先日、オリジナル音声完全版で再見。



感想印象は昔と変わらず



逆に言えば、半分近くカットされてても、伝わるモノがあったという凄さ



子供の頃は気づかなかった事ですが・・・





コクリコ可愛い(見た人は賛同してくれますよね?)


ま、個人的には赤白黒(服の色)3人組の方に心惹かれましたけど(特に白服の人)

「コクリコが綱渡りするシーンってメタファーなのかな?」

これも子供の時には思いもしなかった事です。





カッコいいタイトルです。内容も濃くて面白い(私的には)

この「ベストテンなんかぶっとばせ!!」(1998年3月12日発行)

オールタイム・フェイバリット第2位がこの作品





当時「ああ、俺と同じ価値観の人達も沢山居るんだなぁ」と嬉しく思いましたっけ


アノ終り方に衝撃を受ける猫着ぐるみ姉妹の姉。



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