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2019年5月4日土曜日

「ガングレイヴ」という傑作アニメの感想。ネタバレあり。


「ガングレイヴ」


元々はゲームだそうですが・・・

2003年から翌年にかけて放映されたアニメの話です。


アニメとか実写という枠を超えて


傑作



痛々しくも愛おしい物語です。


普段、アニメ見ない方にも是非知って頂きたい作品。



世界観を類型的に図式化すれば



「ゴッドファーザー」+「香港フィルム・ノワール」×SF


こういう要素が好きな方には絶対のお勧め作品です。






ブランドン・ヒート


ハリー・マクドゥエル



この若き2人のチンピラが


成り上がるサクセスストーリー


そして、その過程で描かれる・・・


友情

すれ違い

対立

衝突







ハリーが、どうしてああなったのか?


私、実は良く分りません。

野心?

ビッグ・ダディへの反発?

・・・それだけではないでしょう。

でも、納得出来ない訳では有りません。


自分でも、理屈立てて説明できない心の動きってあると思います。

ハリー自身、最終話で、そんな事言ってました。



登場人物の心理で不可解と言えば、個人的には



マリア


・・・女心は分らん


そういう事ではないですよね。


性差ではなく個人差の問題

にしても、最近全話見返して思わず呟いてしまいました

「・・・マリア、どうして、そうなった?」




ともあれ・・・


変わってしまったハリー

変わらなかったブランドン

そのせいで起きる悲劇。





猫が重要な役割を果たすのも、猫好きとしては嬉しい。



他人に心開かない九頭文治の懐に入り込み

ハリーの心に過去の出来事が蘇るきっかけをつくる。


過去と現在が交錯する最後の2話は圧巻です。



名場面も多いのですが


やはり14話での

エレベーター内でのブランドンとハリーの対峙

映画史に残るべき名場面だと思います。



小道具も拘り持って描かれてます。


P226とP7(ステンレス)

全てが決定的に変わってしまったエレベーター内での対峙

そして

最終話、変わる前に戻る為

この二つのシーンで使われます

ブランドンとハリー

この2人にとって

象徴的なガジェット




音楽も素晴らしいです。



冒頭流れる「ファミリィ」というインスト。

そしてエンディング曲

スク-ビードゥの

「茜色が燃えるとき」


曲も良いのですが

歌詞も格好良い。

ブルースという単語の使い方がイカしてます。

エンディング飛ばせない作品です(放送時、出始めたばかりのHDD付DVDレコーダーに録画して見てました)




声優さんも秀逸です。



特に、ビッグ・ダディ役の

家弓家正さん。

私のような、吹き替え洋画マニアにとっては

フランク・シナトラ

人生を感じさせる深みのある声。しかし、押さえ気味の芝居

作品に重みを与えていました。




最近、知って驚いた事。それは・・・


原作の内藤泰宏先生が




「OH MY GIRL」推し





私、このグループ知らなかったのですが


・・・いいですよね。オマゴル(にわか)

個人的にはミミさんが特に・・・




それは置いといて


「ガングレイヴ」の物語を共有する人がもっと増えれば良いのに、と思います。


押しつける気は毛頭ありませんが・・・



知らないの勿体ない(個人の感想です)



MGCのP7片手にガングレイヴ見てて思わず手に力が入りセフティ解除してしまう猫着ぐるみ姉妹の姉。



























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