「スウィング・ガールズ」
2004年公開の邦画。
とても良いです。
最高です。
貫地谷しほりさんが。
以上。
・・・・
舞台は山形県。(セリフも山形弁)
正直、あまりお勉強は得意ではなさそうな高校生達がジャズ・バンドを結成(一人を除き女子集団)してテンヤワンヤの青春コメディ映画。
楽器演奏シーンは俳優さんが特訓して吹き替え無しで撮影したってのが、この作品のウリですよね。
それも凄いのですが、個人的には
貫地谷しほりさん(2回目)
冒頭の大あくびで観客(男共)のハートをガッチリ掴み、最後まで引きずってゆく主演の上野樹里さんも勿論魅力的なのですが、個人的には
貫地谷しほりさん(3回目)
登場人物の魅力って映画の大きな要素ですよね。
この作品の場合
貫地谷しほりさん+この映画の役柄=
私にとっては劇的な心理効果をもたらすキャラ爆誕!
故に、この映画は、マイ・フェイバリット・ムービーズの一本となったのです。
貫地谷しほりさんが画面に映ってる時は、ずっとニヤケっぱなしでした(キモ!)
特に、あるシーン(貫地谷しほりさんは、その場にいるだけで発言はしない)での、白石美帆さんの一言から
「察し」→「しょぼーん」
この流れなんか5回くらい見返しました(キモすぎ)
・・・他の方のご意見も紹介します。
「そう言えば、女子高生ジャズバンドを題材にした『スウィング・ガールズ』という映画で、貫地谷しほり(トランペット担当)のセーラー服を見て、
「萌える、とは具体的にどのような感情なのか、はじめて理解できた気がする」と語った作家がいるそうである。」(「反戦軍事学」林信吾 朝日新書 119ページ)
同志発見!
・・・ま、私が被った心理的影響の理由は、セーラー服に特化している訳ではないのですが
貫地谷しほりさんの魅力に参っちゃって困ったね。
この一点は同じ
この作家さん、誰なのか気になります。
この映画の貫地谷しほりさんについて、あと100行くらいは書けますが、そこは自制して・・・
他に気になった登場人物は
デコ・ギターとデコ・ベースの二人組(常にペアで登場します)
1990年代以降「けいおん!」以前のロックバンド女子の典型。
漂わせてる空気とか楽器のデコとか色々な意味でリアルです。
端的に言えば
カッコいい
同じ意見多いみたいです(ネット・サーフィンしての印象)
眼鏡キャラ好き
そう言う方多いですよね(個人的にはイマイチピンとこないのですが)
サブカルの世界でも、某統合思念体の作った対ヒューマノイド用情報インターフェイス始め、眼鏡っ子は外せない定番。
そんなニーズにもちゃんと対応しています。
眼鏡キャラが眼鏡を外すと・・・
これも定番ですが、ちゃんと押さえているので、ご心配なく。
めがネッコ |
上記した彼女達とは別の意味で特筆すべき出演者は
谷啓さん
この方本物。
俳優やコメディアンである以前に
卓越したスキルのトロンボーン・プレイヤー
しかし、今日あまり知られていない事ではないでしょうか?
そういう方だからこそ、うんちくとジャズに対する愛情は他人には負けないが楽器演奏スキルは一週間挫折組クラス(丘サーファーならぬ書斎ジャズマン)の竹中直人さんが、まるで坂田明さん(?)の物まねみたいな前衛調でサックスを吹いた時に
「そういうのは基礎ができてからにしましょうよ」
この、やんわりとした、しかし毅然たるセリフに説得力が生まれるのです。
しかし、この達人が劇中スキルを披露する場面はない。
あたかも、黒沢明さんの作品のセットが画面に映らないタンスの引き出しの中までかっちり作り込まれていたように
完成度の高いモノは存在するだけで意味があるのです。
コメディって外すと一番目も当てられない大惨事になるジャンルだと思いますが
この作品は面白かったです。
同じ監督が数年後に撮った飛行機映画は全く笑えなかったのですが(個人の感想です)
ご都合主義的な部分、突っ込み所も何カ所かあります。
特にメインキャスト以外のメンバーは一度楽器から離れて再合流するのですが、その時
何故か急激に演奏スキルが急上昇しているという謎
ま、貫地谷しほりさんに免じて目をつむりましょう。
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