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2019年3月2日土曜日

「はやぶさ2」で「オネアミスの翼」という映画思い出した件


「はやぶさ2」のお使い


このニュースで、あるアニメ映画を思い出しました。

「宇宙つながり」それだけなんですけど。

その映画のタイトルは・・・



「オネアミスの翼」


1987年公開。

内容は・・・

平凡で特に人生に目的も持たず流されるまま生きていた青年が、

色々あって(女性と老人が大きく作用します。この2つは実際、男の人生に影響を与える2大要素だと思います)

宇宙飛行士になり

軌道上から地球を見て悟りの境地に達する。



一部に熱狂的ファンがいるようですが


基本的には正直

知る人ぞ知る映画

ですよね?



私は公開時劇場で見ました。


制作中からモデルグラフィクスという模型専門誌(当時の私の愛読書の一つ)で特集が組まれていて、

「その世界」では盛り上がっていた印象でしたが

世間一般とは温度差があったようで

興行成績は芳しくなかったようです。

同じ現象を「GUNHEAD」と言う映画でも経験しますが、これは又別のお話・・・


個人的には、劇場で見た直後は結構、興奮していて「俺評価」高かったのを覚えています。

しかし、今、冷静に考えてみると

主人公の心境のドラスティックな、正に激変。

この部分、若干引っかからないでも無いですが・・・

若者って、あんなモノだとも思います。

雰囲気に流されて感動した部分もあるとは自覚してますけど

雰囲気構築するのも難しいですよね?



雰囲気と言えば


どんな映画でも世界観って重要ですよね。

結局、個人的嗜好で「好きかキライか」

そう言う話になりますが、個人的には

めっちゃ好みです。

架空の世界なのですが、現実に則して考えると

1950年代。

飛行機はレシプロからジェットへの転換期で両者が混在。

登場する飛行機はオリジナルですが、私のような飛行機マニアも納得のクオリティ(上から目線ですがマニアってこんなもんですよね?)

特にエンテ式推進式のレシプロ機が良いです。

ちなみに、この形式の飛行機でデザイン的に一番好きなのは

震電です。


それはともかく・・・

ロケット打ち上げまでの訓練やプロセスもマニア納得のクオリティで描かれるのですが、そこから漂う匂い、いや臭いは

アポロ計画では無く旧ソ連風

あの独特なマイナー感。

個人的には大好きです。

ボストーク計画もあんな感じだったのかなぁとかワクワクしてしまいました(変)




ロケット打ち上げは、隣国との国境付近で強行されます。


国としてはロケットの打ち上げ自体ではなく、それによって引き起こされる隣国のリアクションに価値がある、そう言う状況。

要するに政治利用されるわけです。

現実に、こんな構図あったらたまったもんじゃありませんけど

フィクションとしては燃えるパターンです。

個人の意地、プライドVS国家の思惑。

この構図での傑作は

松本零士先生の

「衝撃降下90度」だと思いますが・・・




この打ち上げシーンで


映画史上に残る名台詞が発せられます。

個人的には「オネアミスの翼」という作品に感動した理由の80%位は

この台詞に起因しているような気がするのですが。

しかし、映画のパンフレットには、声優さんのクレジットがありません・・・








ラスト、軌道上から地球を見た主人公のリアクション。


それが、この作品のメッセージな訳ですが・・・

これについて、例えば安彦良和さんは全否定されてるんですね。

今回Wiki見るまで知りませんでした。

メッセージ自体に対してではなく「そんな当り前の事わざわざ言うなよ」

こんな意味での否定です。





・・・確かに、当たり前で言わずもがなの事かも知れませんが、

今だからこそ改めて確認しておくべきかな、と思います。




戦後の米ソ宇宙開発競争をオンタイムで見てきた人には

当たり前で言うまでもない事。

でも、今、共通認識なのかどうか疑問です。

それは





地球は美しい



この当たり前だと思われていた事が損なわれつつある今だからこそ、再確認すべきでは?

そう思います。

宇宙から見た地球の映像見て、美しさと「かけがえのなさ」を実感する猫着ぐるみ姉妹の姉。














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