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2019年7月4日木曜日

映画「ローマの休日」感想(ネタバレ)と、ある意味裏話?


「ローマの休日」



誰でも知ってる世界的名作



以上終わり。



・・・


私、見た事なかったです。


昨日まで。令和元年7月3日まで。



自称映画好きなのに。


いや・・・


「爆裂都市」とか「今日もわれ大空にあり」とか「マッド・ストーン」とか「まぼろしの市街戦」とか「ロボフォース」とか「天使行動」とか・・・(以下略)

あまたの傑作名作を見てたら優先順位的に後回しになってました。



自称映画好きなのに


「ローマの休日」見た事ないでは困る(困らない)


ある種のマニアなのにガバメントの通常分解組み立てが出来ないようなモノ(激しく間違った例え)


と言うわけで(???)


遂に見ちゃいました「ローマの休日」


・・・




『この映画の試写を見た帰り、松竹の巨匠渋谷実が感に堪えたる如くいった。
「こんな女優さんがいれば、どんなものだってできるよなぁ」』(「世界映画名作全史」猪俣勝人 教養文庫 139ページ)


巨匠にして、そう言わしめてしまうほど圧倒的だったんですね。



オードリー・ヘップバーン様


確かに。


ちなみに「この映画の試写」って昭和20年代後半


受けた衝撃は私よりも大きかったと思います。






作品的に言えば・・・


この作品の見所


「ローマの名所での撮影」

「ベスパ2ケツ」

「アイス買い食い(ジェラートって言うんですか)コーンポイ捨てするアン王女」

「足痒がるアン王女」(水虫か?)

「アン王女のファースト・キスの相手はランニング着用肥満頭髪稀薄の中年男性」

・・・等々有名ですよね。


個人的には



失踪したアン王女を秘密裏に確保すべく投入された某国エージェントたち(全員サングラスに黒ずくめのメン・イン・ブラック先取りファッションで「目立ちすぎだろ」と突っ込まれる)

この任務に忠実な公務員たちとの立ち回りでアン王女がギターを本来の目的とは違う方法で活用するシーン

ではなく

その後、ボート小屋みたいな所の内部をアン王女が駆け抜ける時

鎮座してる猫

この白黒の猫、傍らを通り過ぎるヘップバーンに対し完璧なリアクション演技を見せます

私は3回繰り返して見ました

巨匠ウィリアム・ワイラーの事ですからリテイクを繰り返したのでしょうか?


飛行機好きとして見逃せないのは王女確保部隊を送り込むべく飛行場に着陸したアレは・・・

ロッキード・コンステレーション

マッカーサーの専用機としても有名な機種ですね(?)

わりとレアモノですし、独特のフォルムが個人的好みなので、テンション上がっちゃいました。




ヘップバーンも単に美しさだけをアピールする訳では有りません


ラストの記者会見


記者達に向けた「公」の笑顔

グレゴリー・ペックと視線を交わした瞬間浮かぶ「私」の表情

即座に「公」の顔に戻り会見場を去ってゆく


この微妙な変化の演技素晴らしい(3回繰り返して見ました)




タイトルに書いた「ある意味裏話」


映画好きとしては、オープニングやエンディングのクレジットも気になりますよね?(映画館でもエンドロール流れて多くの人が席を立つ中、画面注視して「あ、やっぱりエフェクト納富喜久男さんだったのか」とか呟く奴)


この映画のオープニング・クレジットをチェックしてると

Story by  DALTON TRUMBO


ダルトン・トランボ?


「ジョニーは戦場に行った」

あの、どんなホラーよりも恐ろしい映画の原作者・監督と同姓同名?

「教えてGoogle先生!」




同一人物でした。

「ジョニーは戦場に行った」みたいな現実の怖さを描く作品(アレと、そのまま同じ事は起きなくても似たような事は珍しくない)と「ローマの休日」みたいな有り得なくも甘美なファンタジー

対極的世界双方を高クオリティでクリエイトするダルトン・トランボ恐るべし!

最近、リメイクされた「パピヨン」のオリジナル版の脚本も書いてるんですね。

テイストの全く異なる作品を高いレベルで両立させたトランボさん凄いと思う猫着ぐるみ姉妹の姉。









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