猫に絡めて世界を見る: とある関西人の穴場初詣話を語るおすすめできない日記雑記ブログ

あけましておめ・・・

「あけおめ」

・・・でとうございます。

「改まって挨拶するような仲でもないやろ」

じゃあ、どんな仲なんですか？

「・・・年末から帰省してたんか？」

はい。

「なんかオモロイ事あったか？」

別に。

「年末もそのネタ言うてなかったか？」

ちょっと何言われてるのか分らないんですけど。

「モノマネのクオリティ低いわ」

ネタとかモノマネとか意味分りません。

「分らんかったら置いてくで。義務教育とちゃうねんから」

・・・

「これもネタ元分らんか。ま、しゃあないか」

・・・

「実家でおせち食って餅食って屁ぇこいて寝てたんやな」

・・・そのまとめ方やめて下さい。

「間違ってないやろ」

・・・

「ワシも帰省してたんや」

面白い事ありましたか？

「初詣行って来たわ」

フツーですね。

「ワシ基本初詣とか行かへんねんけどな」

フツーじゃないんですね。

「そやねん。見ての通りや・・・って何でやねん」

・・・

ここらでフツーの事もしてみるかと思って元日早々近くのお寺さん行ったんやけどな

何か面白い事ありましたか？

門の前でお寺さんの宣伝入りポケットティッシュ配っとったわ。

「はあ」

『ありがとうございます。もし、よろしければお使い下さい』

こんな言葉と共に、それ渡してくれたんが・・・

巫女さんの格好した十歳くらいの可愛い女の子やったんや。

「面白くはないですね。それ嬉しそうに語られるとちょっと怖いです」

失礼な事言うな！ワシは完全逆ベクトルや・・・

「逆？」

オーバーフィフティがエエねん。フィフティーンとはちゃうからな!!モチロン年とってりゃエエッちゅうんとはちゃうで。ストライクゾーンめっちゃ狭いねん。

「・・・はあ」

あの子、巫女さんのカッコ寒そうで風邪ひかへんか心配や。

健気やったんでお賽銭奮発したわ。

「向こうの計算通りですね」

色々問題ありのバチ当り発言やな。

そこ鐘つかせてくれるねん。ほら。

鐘がぶら下がっているんですけど分りませんね・・・

「以前、私のスマホ写真ディスってましたけど人の事言えないんじゃないですか」

自分、結構突っ込み激しいって気付いてるか？。ま、エエけどな。

「・・・」

鐘ついてきたわ

ゴーン

・・・時事ネタや

「笑えません」

そやな

別のお寺さんにも行ったんや。

「オーバーフィフティのストライクゾーンど真ん中の巫女さんが居たんですか？」

残念ながらちゃうねん。

「本当に残念そうですね」

・・・どうせならフツーやない事しようと思うてな。

「その発想がフツーじゃないかも」

山ん中に穴場的お寺さんがある事思いだして行ってみたんやけど

徒歩でな。

「面白い事ありましたか？」

思ったより遠かった。

「・・・」

「山道登っても登っても辿りつかへん。夕方なってきてここらで引き返さんかったらヤバいなぁ。帰り真っ暗やんけと思うたんやけど」

そんな所なんですか？

「こんな所や」