プライバシーポリシー

2019年11月11日月曜日

イライラするとき。二人の関西弁オッサンと一人の若者の会話。記憶が出てこない話かと思ったら・・・


「めっちゃムカつくわ」




・・・イラついてますね。



「どーしても思い出されへんねん」


ああ、分ります。そうゆう時イライラしますよね。

「小説の名前がどーしても出てけえへんねん」

翻訳モノですか、それとも・・・

「日本の作家が書いた本や」

どんな話なんですか?

「ストーリーも覚えてへん。てか筋で引っぱっていくんやのうて日常生活の描写してるだけ。そんな感じやったな」

面白いんですか?

「ある意味な」




・・・本好きとしては気になります。作者の名前も覚えてないんですか?

「そやねん。女の作家やっちゅう事は確かやねんけど」

女性作家ですか・・・ジャンルは?

「普通の小説やと思って読んでたら最後ちょっとヘンな終り方したような・・・あれもSFっちゅうんかなぁ?」

・・・うーん。難易度高いですね。いつ頃の作品なんですか?

「1980年代」

そこはハッキリしてるんですね。

「ワシ的にはそれが引っかかった部分やねん。80年代サブカルネタてんこ盛り。90年代にたまたま見つけて読んで直撃世代的には懐かしいて、たまらん気分になって、最近それ思い出して又読みたなったんやけど、現物はどっか行って見つからへん」

日本 小説 80年代 サブカルネタとかで検索したら・・・

「それではアカンねん」



「そんな事したら脳を甘やかして劣化させるだけや」

・・・そうかも知れませんけど

「思い出されへん事は徹底的に考えて自力で思いださなアカンねん」

そんなムキになる事もないのでは?それに・・・




私に聞いてますけど?


「流れでそうなっただけで、ホンマはアカンねん。どっちにしろ分らんやろ」

もう少し情報はないんですか?本好きとしてはメッチャ気になるし、なんか役に立たなかった感じがして悔しいです。

「分っても言うたらアカンで。ワシが読んだんは文庫本やったけど表紙がイラストやったな。てか主人公、漫画家やったわ」



『分った!』



「急にデカい声だすなや。てかオマエおったんかい」

『俺もそれ読んだ事あります。多分家にあるはず。書いたんは、大原ま・・・』

「言うな!」

『確かに、あの時代を経験してるモンにとってはタマラン作品ですな。俺も久しぶりに読んでみようかな』

「・・・貸してくれや」

『タイトル思い出すの諦めたんですか?』

「もう1日だけ頑張ってみるわ。3日考えて出てけえへんかったらしゃあない」

『謎のルールですが・・・てか2日間考えてたんすか』

私も読みたいです。

「あの作品の良さはオマエには分らんやろな」


『蘇る甘酸っぱく心地よい記憶』

「古き良き1980年代、いや昭和50年代や」

『あの頃は良かった』

「そやな」

・・・そうですか(オッサン2人で何かノスタルジーに浸っててキモいし、その小説の名前は?めっちゃムカつく)




思い出せない事があってイライラする猫着ぐるみ姉妹の姉。ついさっきの事も覚えてない(?)デカ猫氏と玉猫どん。














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