「シュリ」見て泣きました。
1999年の韓国映画です。
公開当時日本でもヒットしたのでご存じの方も多いでしょう。
私も見るの二回目です。
ずいぶん前にテレビ放映された時に録画したDVDディスクを発見して何気に再生したら、まんまとやられちゃいました。
初見から十年以上の年月を経て、また同じ反応をしてしまうとは・・・
ま、甘いっちゃ甘い話なんですけど。
でも、突っ込みを封じる構造になってるのは、やはり脚本の完成度の高さ。
最後、主人公は事情聴取で
「彼女の正体に気づかなかったのか?」
「甘かったと言う事だな」
そう指摘されますが、それって結局
「彼女に対する愛が本物だったが故」なんですよね。
感情は理性を超越する。
特に愛情という感情は、理性や理屈を超えて作用する事多し。
でも、勿論シナリオの完成度が高くても、観客の感情を動かすには俳優さんの演技力に負う所が大きい訳で・・・
個人的には、キム・ユンジンさんにヤラレマシタ。
北朝鮮潜入部隊の隊長相手に
「別人として違う人生を歩む事ができるかもしれないと思った」
かなわなかった夢かなうわけもないと理屈では分っていた夢を語るシーンで、まず一撃
そして、恋人と対峙するクライマックスで・・・
韓国で結婚し幸せな家庭を築く事を夢みてしまった自分
北朝鮮特殊部隊の一員として任務を達成しなければならない自分
この両者の狭間に引き裂かれ葛藤しつつ
彼女が放ったステアーAUGの弾丸は大統領を捉える事はできませんでしたが
その演技は私の涙腺を直撃し崩壊させたのです。
最後の留守電で号泣しつつ「ブルパップではステアーのデザインが一番好き」と思ってる猫着ぐるみ姉妹の姉。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿