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2018年9月14日金曜日

ブルース・リーの名言を英語で暗誦できる信者の話



特に宗教心は有りませんが


強いて言えば「猫教」です。





もう一つ、宗教心に似たようなモノの対象があります。


それは



ブルース・リー




ブルース・リーを知らない方には


まずブルース・リーの映画を見る事

そして知野二郎さん江戸木純さんブルース・リー直撃世代の方々の文章にアクセスする事をお勧めします。



ブルース・リーが活躍した時代や背景を知る事で、より彼の凄さを認識できる、と思うからです。

そう、忘れてならないのは、ブルース・リーが生きて活動していたのは、今から


40年以上前

そんな時代に成し遂げた事だからこそ、より価値があります。

私ごときが言うまでもない、と前置きしながら一言だけ言わせてもらえば

ブルース・リーの偉大な点の一つは

格闘技、それにまつわる映画、漫画、ゲームなど様々なサブカルチャー、そしてアジア人に対する世界の見方に劇的な影響を与えた

要するに・・・

世界を変えた。


ま、皆さんおっしゃってる事なんですけど、本当にそう思います。



実はブルース・リーなんか全く興味ありませんでした。


名前と顔を知ってた程度です。

上半身裸で「アチョー」って叫んでる人でしょ。

こんな上から目線の認識でした。



そんな私の世界を変えたのは


「ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!」

この一冊のムック本(洋泉社)でした。


なんかバカにしてるようなタイトルですが、上記した知野さんや江戸木さんと言った直撃世代の方々が編集したブルース・リーへのリスペクトに満ちあふれた入魂の一冊です。

巻頭を飾るのは江戸木さんによる


「世界ブルース・リー主義宣言」


ブルース・リー知らない人には何を大袈裟な事を・・・

そう思われるでしょうね。

私もそうでした。


しかし、このムック本を読み終えたとき、私は


ブルース・リー信者になっていました。


ブルース・リーは卓越した身体能力の持ち主(同時に鍛錬を怠らない努力の人でもありました)

格闘技映画の俳優。

知ってる人でも多くはそういうイメージをお持ちだと思います。


「ジークンドー」と言うスタイルを創設した武道家でも有ります。


そして常に思索し道を究めようとした求道者でも有ったんですね。

この点に関しては、最初の二つに比べて、あまり知られていないのではないでしょうか。

「いや、そんなの常識だろ」と仰る声が聞こえますが、個人的実感では未だ世間のブルース・リー温度は結構低いです。

格闘映画の主人公、武道家としてのブルース・リーだけではなく考える人としての側面も後世に伝えられてゆくべきだと思います。




それは具体的な言葉として遺されています。


結果的にブルース・リーは32歳の若さで亡くなってしまいましたが、自分の若さは永遠ではない、と言う事を自覚していたのではないでしょうか。

李三脚と呼ばれた素晴らしい脚技もいずれ出来なくなる日がくる。

しかし思考は衰えない。少なくとも肉体ほどは劣化しない。自分が世を去っても考えは他の人々に受け継がれ影響を与えてゆく事ができる。

こう考えたが故にブルース・リーは日々考え数々の言葉を遺したのだと思います。



例えば「燃えよドラゴン」のブルース・リーが追加撮影した箇所に、その言葉を見つける事ができます。

余談ですが、私は「燃えよドラゴン」のDVDの英語字幕(ブルース・リー知らない人には意外でしょうが「燃えよドラゴン」はENTER THE DRAGONというワーナーブラザース制作のハリウッド映画セリフは全編英語。ブルース・リー自身、アメリカの大学に進みアメリカ人と結婚、英語話者でした)を表示させ全部ノートに書き写し、いくつかは暗誦できます・・・



「DON'T THINK. FEEL.」


これは超有名ですよね。でも、この後に続く部分を知らない方多いのでは?


「It is like a finger pointing away to the moon. Don't consentrate  on the finger.or you will miss.」

これ、仏教の教え「指月」でしょうか?・・・

ブルース・リーはワシントン州立大学哲学科で学んでいるので仏教の思想に触れて影響を受けたのかも知れません。

しかし、ブルース・リーが、この言葉を、どういう意味で使ったのかは不明です。

私は単純に「目先の事に捉われると大局が見えなくなる」・・・こんな風に解釈しているのですが。



対戦相手の空手家が戦いの前、これ見よがしに板を叩き割ると

「Boards  don't hit back」

と切り返します。

「板は打ち返してこない」


無意味な示威行為は愚かですよね・・・




「What’s your  style?」と言う質問に

「You can call it the art of fighting without fighting.」と返します。

直訳すれば、流派を聞かれ「戦わずして戦うと言う芸術だ」って答えてますけど・・・

哲学的ですね。

でも、それが「ジークンドー」の根本原理だと思います。

無益な争いは避ける

要塞島の無電室に蛇を投げ込んで戦闘回避する場面なんか正にそれが現れていたのではないでしょうか。



武道を追求しながら結局戦いを避ける



ブルース・リーはこの境地に達していたんですね。












































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