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2020年4月17日金曜日

村上春樹分らんハルキ・ワールドに属してない負け組による「ノルウェイの森」感想


重大発表!


「せんでエエわ」


村上春樹さんの小説が生理的にムリ


「どうでもエエわ。

てか、読まんかったらエエやんけ」

そういう訳にはいかないでしょう。

「何でや?」

世界中でハルキ大人気ですよ。

「そうみたいやな」

ハルキを読まずば人類に非ず!

「そうなん?」

ですよ。

で、そんな世界的風潮の中でハルキ・スルーはできないでしょう。

「そうか?」

で、とりあえずIQ84までの長編を、ほぼ全部読んでみました。

「で、その結果がソレか」

ソレです。


長い作品でもスラスラ読めるんですけど・・・

「おもろいからとちゃうけ?」

そうなのかも知れません。

しかし・・・

生理的にムリ

「その表現がワシ的にはムリや」

私の気持ちを最も的確に表わしている表現だと思います。

「伝わらんわ」

具体的に言えば・・・

「最初からそうせえや」

登場人物に共感できない

世界観に共感できない

「あんまし具体的でもないやんけ」

ぶっちゃけ・・・

何故、女子とあんな簡単にINTIMATEな関係になれるの?

有り得なくない?

登場人物のキャラ・設定にしても、その彼氏彼女の苦悩する問題にしても・・・

「やめとけ」

はい?

「それ以上言うと自分を傷つけるだけやで」

・・・

「要するに自分が・・・

ハルキ・ワールド側の人間やないっちゅーこっちゃ」

・・・

「人類はハルキ・ワールドに属するクラスタと、そうでない側に別れるんや」

・・・その新語使いたかったんですか?



ノルウェイの森


これ、最近読んだんですけど・・・

「後回しにしてたんか?」

古本屋さんで110円で売ってるの見つけたので。

「・・・感想は結局アレか?」

私の事を忘れないで、とか言い遺して、この世を去った美少女に萌えるだろって話。

「・・・」

「かもめ」は良かったですよ。

「は?」

猫の名前です。

「・・・」

ワタナベ君モテ自慢話。

「誰やねん?」

主人公の男です。

彼が直子、緑、レイコと、それぞれキャラ違いの女性と、その他大勢にもモテまくり。

「羨ましいんか?」

・・・

「涙拭けや」


マジメな話すると・・・


「今までマジメやなかったんか?」

入院してる直子を見舞う主人公が「魔の山」読むんですけど何か意味あるんですんかね?

「知らんわ。てか、その本ワシ読んだ事ないし」

令和2年現存者で「魔の山」読んだ人って日本中に38人くらいでしょう。

「・・・」

ノルウェイの森で存在を知って読み始めても、殆どの人が挫折してると思いますよ。

私は読破しましたけどね。

「・・・」

ちなみに、この本ていうかトーマス・マンの作品って戦前の旧制高校生の必読本で、学徒出陣14期予備学生の遺稿集で私は存在を知りました。

「・・・」

長くて難解な本ですが、終盤、怒濤の展開。

「で、それが、どないしたんや?」

作者は単にシチュエーションが似てるので突っ込み封じの為、自己言及しただけなんでしょうけど、ワタナベ君とハンス・カストルプ、直子とヨーアヒムを重ね合わせて読むと・・・

「訳分らん事言うなや」

突っ込み封じの自己言及と言えば・・・

「オマエが勝手にそう思ってるだけやで」

デウス・エクス・マキナ

「・・・」

直子が、あのタイミングで、この世を去ってるって設定ってデウス・エクス・マキナ的じゃないですか?

「・・・」

あの設定故「美しい物語」が成立してるんですよ。

「小説とか映画とか、そんなモンやで」

・・・やれやれ

自分はハルキ・ワールド側の人間じゃないなぁと思ってる猫着ぐるみ姉妹の姉。それぞれ独自の世界に属してるデカ猫氏と玉猫どん。










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