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2018年8月17日金曜日

石塚運昇さんと傑作アニメ「カウボーイビバップ」ジェットは実在する?


石塚運昇さんの訃報に驚きました。


まだ67歳だったそうです。

ご冥福をお祈り致します。




「カウボーイビバップ」



傑作アニメです。


私にとって石塚さんといえば、この作品の名キャラクター


ジェット・ブラック




個人的にこの作品の世界観(近未来のクライム・ストーリー)が、ド・ストライクゾーンなんですが・・・



まず登場人物に魅力があります。



ジェット以外のキャラクターでは


相棒(主役?)のスパイク。


飄々としてるけどジークンドーの達人という設定もブルース・リーファンとしては嬉しい。

CVは山寺宏一さん完璧。



ヒロイン(?)フェイ

アニメではありがちな強気高飛車美人かと思いきや、過去に訳有り。意外な内面を露呈するシーンもありギャップ萌え。


エド(子役?)

ぶっ飛びすぎて単にウザい奴になるかどうかビミョーな領域
とてつもなく個性的ではあります。





脚本のクオリティも高いです。



特に傑作は第18話「スピーク・ライク・ア・チャイルド」


どのように良いのか書くこと自体ネタバレで未見の方に悪いと思うのであえて全く触れません。
CV林原めぐみさんの演技も私ごときがとやかく言うまでもなく秀逸。

第7話「ヘビィメタル・クイーン」がフィーチャーされた回で猫好きはニコニコ。
あと私はこれで「プレーリーオイスター」というカクテルの事を知りました。



ジェットがメインの回では・・・


第10話「ガニメデ慕情」
演歌みたいなタイトルですがジェットの過去についてのエピソード。当然(?)女がらみの話になり、「大人の男女の世界」(メンタリティーとして)が展開します。

第21話「ブギウギ・フンシェイ」
これも、あえて具体的に書きませんがジェットの「意外な一面」を垣間みる事ができる回です。





作り手の方々が公言されてますが、「カウボーイビバップ」はアメリカ映画の影響大。だから英語版も違和感ないのでしょうか。

ジェットの吹き替えやったアメリカの俳優さんは、役柄にピッタリな外見の方で笑ってしまいました。

香港フィルム・ノワールの匂いも濃厚です。「男達の挽歌2」を思わせるシーンありました。考えすぎ?

第26話「THE REAL FORK BLUES 後編」

「100万回死んだ猫の話」が引用されるますが、この使い方が見事


セリフのやりとりも実に巧いです。この作品。思わず「カッコエエ」と溜息ついてリピートしてしまう箇所がいくつもあります。あえてどこがどうかは書きませんが。



普段アニメ見ない人にこそ、おすすめの作品です。


ま、有名なんで今更だとは思いますが・・・





これも言うまでもないことですが



菅野よう子様の音楽も最高!


私、サントラCD持ってます。

オープニングの超絶カッコイイ「Tank!」はテレビのバラエティーとかワイドショーとかでも良く使われてますね。

エンディング曲「The Real  Fork Blues」もシブい超名曲。





この作品ハリウッドで結構前から実写化が検討されてますが、どうですかねぇ・・・

皆様ご存じの通り、日本のサブカル作品をハリウッドで実写化すると残念なことになる可能性が高い。しかも単なる失敗レベルではなく


大惨事

・・・いくつか作品名が脳裏に浮かびましたか?

内容以前にキャスティングという落とし穴もありますからね。

「こんなフェイ嫌だぁ・・・」とか。

原作とは別物でも映画としては傑作だったらまだ良いのですが・・・



個人的には、香港で実写化した「頭文字D」は良かったと思います。
原作ファンの評価は最低最悪みたいですけど


にしても・・・


ジェットいなくなったからスパイクもフェイもエドも帰る事のできる場所なくなっちゃいましたね・・・


あの疑似家族めいたコージーな世界は二度と戻らない。


作品が終了した後も


登場人物の人生を想像してしまう


優れた作品ならではの事ですよね・・・








いや、実はあなたの周りにもジェットは居るかも・・・

ほら、壁の陰からこっちを見てるあの人

文字にすれば「ハゲで髭のオッサン」






勿論、石塚さんの声で話してはくれませんし、あんなに面倒見良くないでしょうし、肉抜きチンジャオロースも作ってくれませんけどね。


てか、実際にこんな人がいて、こっち見てたら




怖い!
















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