プライバシーポリシー

2019年3月31日日曜日

うるさい選挙カー。逆効果発生器合法珍走団。


選挙公示されました。



で、活動開始しましたね・・・

あの期間限定合法珍走団が。


この方々、非合法行為常習珍走団(暴走族)と共通点ありますよね。



4スト400ccバイクに直管

音量規制なしスピーカー(公職選挙法により上限規定なし)

どっちもうるさいです。






うるさいだけでなく



ロケットカウルや風防に三段シート、直管仕様のバイク。

ワンボックスカーの屋根に候補者名看板とスピーカーをパイルダーオン。

お互い対立組織であっても外見は似てる


これも珍走団(暴走族)と同じですね。

以前は、箱乗りしてマイク・パフォーマンスする候補者もいましたが、さすがにこれはいなくなったようです。

選挙カーによる活動自体やめれば良いのに。



素朴な疑問なんですが

あれ、効果あるんでしょうか?


目的は

選挙に当選する事。

対立候補に勝つ事。

ですよね?


しかし実際は、候補者や政党の名前と政策を大音量でヘヴィーローテーションしながら低速走行して、大衆の顰蹙と反感を買い、知らぬは当人ばかりなり、だったりするのですが・・・



確かに、スピーカーから放たれる情報は、いやおうなく、周囲の人間に届きます。


でも、

「選挙カーで名前連呼してたなぁ。あの政党に期日前投票してくるか」

「あ、今日、選挙の投票日だ。この前、選挙カーで名前知った人に投票して来よう」


・・・こんなケースほぼゼロじゃね?



一応、政策公約も名前とセットで連呼してますけど


候補者の名前すら知らない意識レベルの人は

政策聞いても無関心でしょう。

わざわざ投票所に足を運ぶモチベーションにはならないのは確かだと思うのですが


選挙活動自体が悪いと言ってるのではありません。


しかし問題は方法

素人の浅はかな私見に過ぎないのですが

現状の選挙カーによる運動は

効果を度外視して

他の候補もやってるからウチもやらなきゃ

選挙前には、やる事に決まってるでしょ

・・・選挙カーで街宣する事自体が目的になってる

そんな気がします。





選挙珍走団の方々は、考えた事あるのでしょうか?


自分達の行為は


赤ちゃんや病人がいる家庭

夜勤だから昼間は寝なければいけない人

映画DVDやTVドラマを見てる人

読書を楽しんでる人

今日こそ、あの子に告白しようとしてる人。

・・・こういった一般大衆にとっては


うるさくて迷惑なだけ、だという事を。



多大な労力とコストをかけて走り回った結果得られるモノは


「あの政党、候補者ってうるさくてウザくてムカつく」

そんなイメージだけだと思いますけど


自らネガティブ・キャンペーンやってるだけのような気がします。



もし、私がAと言う政党、候補者の選挙参謀なら


対立候補Bの名前と政党名を・・・

大音量で

法的に許される時間枠フルに使って

連呼しながら選挙カーを走らせますけど(皮肉)

「この世界の片隅に」DVD鑑賞中に選挙カーが来てイラッとする人。


期日前投票行ってきました。



選挙カー印象は関係無く投票しましたけど・・・


私なりの選挙カーについての考え


選挙に行く人は

選挙カーがうるさかったからといって、その候補への投票をやめたりはしない

選挙に行かない人は

選挙カーがうるさかったというネガティヴ・イメージを抱く事は有るにせよ、選挙カーのアピールに促されて投票する事はまずない。


こう思うのですが・・・?








2019年3月30日土曜日

匂いと猫とフレーメン反応


体臭



匂い

臭い


悩ましい問題ですよね?

消臭グッズが世に溢れているのを見ると、気にしてる方が多いんだな、と思います。

・・・って何か他人事みたいな言い方ですが、勿論、私も一応

気にしてます

でも、今回は人間ではなく




猫の話です。


こちらも気になる。


しかし、猫飼った経験ない者にとって知る由も無い話なので・・・


ネットで調べました。

すると、意外にも嬉しい事に

猫っていい匂いがする。

そういう情報多いです。


例えば


「お日様の匂い」

「良く晴れた日に干した洗濯物の匂い」

・・・自分も、こんな風に評価されたら嬉しいですけどね。

中には

「ミルクの匂い」

「メープルシロップの匂い」

・・・女子力高いんか!



驚いたのは


グッドスメルポイントの一つとして挙げられていたのが

肉球

猫の肉球の香りハンドクリーム

そんな商品も存在してるんですね。知りませんでした。

肉球って見た目だけでなく匂いも魅力的だったんですね。

肉球恐るべし。


猫飼ってる方からすりゃ

「何言ってるの?」

そう言う話でしょうけど。



逆に猫が匂いを嗅いでどう思うのか?


推測するしかないですけど、これ有名ですよね?


フレーメン反応

猫以外の動物にもみられる現象だそうですが

猫好きにとっては

猫の変顔

ですよね?

YouTubeに沢山動画有ります。


思いっきり


「くっさー!」


そう全力アピールしてる表情に見えますが

そうではないんですよね?

ある種のフェロモンに反応してるそうですが。

分ってはいても・・・

デカ猫氏にフレーメン反応されて傷つく猫着ぐるみ姉妹の姉











2019年3月29日金曜日

映画「スウィング・ガールズ」感想。貫地谷しほりさん映画です。個人的には。


「スウィング・ガールズ」




2004年公開の邦画。

とても良いです。

最高です。



貫地谷しほりさんが。



以上。

・・・・




舞台は山形県。(セリフも山形弁)



正直、あまりお勉強は得意ではなさそうな高校生達がジャズ・バンドを結成(一人を除き女子集団)してテンヤワンヤの青春コメディ映画。

楽器演奏シーンは俳優さんが特訓して吹き替え無しで撮影したってのが、この作品のウリですよね。


それも凄いのですが、個人的には


貫地谷しほりさん(2回目)



冒頭の大あくびで観客(男共)のハートをガッチリ掴み、最後まで引きずってゆく主演の上野樹里さんも勿論魅力的なのですが、個人的には



貫地谷しほりさん(3回目)




登場人物の魅力って映画の大きな要素ですよね。



この作品の場合


貫地谷しほりさん+この映画の役柄=


私にとっては劇的な心理効果をもたらすキャラ爆誕!


故に、この映画は、マイ・フェイバリット・ムービーズの一本となったのです。





貫地谷しほりさんが画面に映ってる時は、ずっとニヤケっぱなしでした(キモ!)


特に、あるシーン(貫地谷しほりさんは、その場にいるだけで発言はしない)での、白石美帆さんの一言から

「察し」→「しょぼーん」

この流れなんか5回くらい見返しました(キモすぎ)





・・・他の方のご意見も紹介します。



「そう言えば、女子高生ジャズバンドを題材にした『スウィング・ガールズ』という映画で、貫地谷しほり(トランペット担当)のセーラー服を見て、
「萌える、とは具体的にどのような感情なのか、はじめて理解できた気がする」と語った作家がいるそうである。」(「反戦軍事学」林信吾 朝日新書 119ページ)


同志発見!


・・・ま、私が被った心理的影響の理由は、セーラー服に特化している訳ではないのですが


貫地谷しほりさんの魅力に参っちゃって困ったね。


この一点は同じ


この作家さん、誰なのか気になります。


この映画の貫地谷しほりさんについて、あと100行くらいは書けますが、そこは自制して・・・



他に気になった登場人物は



デコ・ギターとデコ・ベースの二人組(常にペアで登場します)

1990年代以降「けいおん!」以前のロックバンド女子の典型。

漂わせてる空気とか楽器のデコとか色々な意味でリアルです。

端的に言えば

カッコいい

同じ意見多いみたいです(ネット・サーフィンしての印象)




眼鏡キャラ好き



そう言う方多いですよね(個人的にはイマイチピンとこないのですが)

サブカルの世界でも、某統合思念体の作った対ヒューマノイド用情報インターフェイス始め、眼鏡っ子は外せない定番。

そんなニーズにもちゃんと対応しています。

眼鏡キャラが眼鏡を外すと・・・

これも定番ですが、ちゃんと押さえているので、ご心配なく。

めがネッコ





上記した彼女達とは別の意味で特筆すべき出演者は



谷啓さん


この方本物。

俳優やコメディアンである以前に


卓越したスキルのトロンボーン・プレイヤー


しかし、今日あまり知られていない事ではないでしょうか?


そういう方だからこそ、うんちくとジャズに対する愛情は他人には負けないが楽器演奏スキルは一週間挫折組クラス(丘サーファーならぬ書斎ジャズマン)の竹中直人さんが、まるで坂田明さん(?)の物まねみたいな前衛調でサックスを吹いた時に

「そういうのは基礎ができてからにしましょうよ」

この、やんわりとした、しかし毅然たるセリフに説得力が生まれるのです。

しかし、この達人が劇中スキルを披露する場面はない。


あたかも、黒沢明さんの作品のセットが画面に映らないタンスの引き出しの中までかっちり作り込まれていたように

完成度の高いモノは存在するだけで意味があるのです。




コメディって外すと一番目も当てられない大惨事になるジャンルだと思いますが



この作品は面白かったです。


同じ監督が数年後に撮った飛行機映画は全く笑えなかったのですが(個人の感想です)



ご都合主義的な部分、突っ込み所も何カ所かあります。



特にメインキャスト以外のメンバーは一度楽器から離れて再合流するのですが、その時

何故か急激に演奏スキルが急上昇しているという謎




ま、貫地谷しほりさんに免じて目をつむりましょう。













2019年3月28日木曜日

ジヒョさん「情熱大陸」出演。TWICEの日本ブレイクで発生したリスク?


情熱大陸



各界の有名人に密着取材する人気TV番組ですよね。



何と3月31日放送分に

TWICEのリーダー

ジヒョ密着。



個人的にジヒョさんリスペクトです。



包容力あって面倒見良くて気配りできて母性的な

リーダーに相応しい人

そんな印象です。

最初の頃、台湾人のツウィ、外国人故に色々あったようですが、ジヒョがフォローしてた話は有名ですよね。

練習生期間10年の苦労人だから、他人の痛みも分るのでしょうか?

ま、分ってても行動できるかどうかは別ですよね。



あと、これはデリケートな話ですけど



日韓、国同士では色々有る時に

「日本人メンバーに密着」

こんな安全パイではなく

「韓国人リーダーにフォーカスを当てる」

ある意味、リスキーな選択をしたTV局。

英断と言っても過言ではないと思います。

でも、今だからこそ、この番組を見るONCE以外の人達に

「あんな韓国人の若い女の子が居るんだ・・・」

そう知ってもらえるのって意味のある事だと思います。

ジヒョって、まだ22歳なんですよね・・・





ところで




TWICEが日本でもブレイクした事によって


あるリスクが広まっている


危険な状況になっている




お気づきでしょうか?


「今そこにある危機」


それは・・・


頭髪量が減少し、本人はそれを気にしていて、その人の前で頭髪の話題はタブー


そんな人物と車に同乗した時にラジオから、もしこの曲が流れたら・・・



「Like OOH-AHH」



ファンなら、どういう事か分りますよね?





ま、「外国語が自国語のあるワードと意味は全然違うのに発音がかぶってる」

基本的には、こういう小学生なんかが食いつくレベルの話なんですけど。

この場合


「かぶってる人が気にするワードがかぶってる」


それが問題です。


キャッチーな曲が鳴り響く中、気まずい空気に支配される車内。


こんな時、どう対応すべきか?


  1. 曲に負けない位の大きな声で何か話を始める
  2. ラジオのチャンネルを変える
  3. ひたすら曲が終わるまで耐え、その後、すべては無かったフリを装う。

貴方なら、どれを選びますか?

ま、こういう状況に遭遇する確率はかなり低いのが救いですが

ゼロでは有りませんよね。



それは、さておき


この曲MVのラスト、ダヒョンに抱きつかれてるゾンビ役の人に言いたい。

「I ENVY YOU!」

あれ、ダヒョンのアドリブなんでしょうか・・・?

笑顔のゾンビって初めて見ました。

ってダヒョンの話になってますけど

ま、そういう事です。



最後にジヒョについて


「みんな思うけど良識有る大人として敢えて口には出さない事」

それは・・・

羨ましいと思う猫着ぐるみ姉妹の姉。呆れてる(?)デカ猫氏。




















2019年3月27日水曜日

ブログの記事とは?内容は?文体は?改行は?



ブログ記事とは、どうあるべきか?



これに関する私見です。




例えば映画や小説についての記事




ジャンルとしてはメジャーでWeb上に溢れていますが


読者は何を求めているのか?


  1. 映画なら監督始めスタッフ、出演者(書物なら作家)、あらすじ等の情報
  2. 内容についての評論分析、感想

大まかに言って、この二つだと思います。



このブログでは、最初のデータ的な部分は意図的に省いています。



良くも悪くも

ここでしか読めない話

それを提供するのが、ブログだと思っているからです。



私自身が人様のブログで映画や書物の記事を読む時に知りたいのは



「他者の意見、考え」

データ的な部分は読みません。

勿論、そういう情報を提供する意味はあります。

しかし、それは既に世に(ネット上に)沢山あるので自分がやる必要はない

そう思っています。





にしても疑問なのですが・・・


映画感想、書評記事いずれも、そうですが

長々と、あらすじ書いてたりしますよね

あれ、ニーズあるのでしょうか?

あらすじと言うより半分以上ストーリー書いてるケースも珍しくないですよね。

既に見てる読んでる人にとっては、知ってるから必要ない情報。

これから読む見る人にとっては・・・

前もって詳細なストーリー知りたいですか?

私は予備知識ゼロに近い状態で、臨みたいタイプです。

ま、人それぞれですし

これは批判ではなく

単なる素朴な疑問ですが。



例えば


「アイアムアヒーロー」

この映画、もし私が未見なら、必要な情報は

「売れない男性漫画家が主人公のゾンビ映画」

「出演は大泉洋さん、有村架純さん、長澤まさみさん」

これだけで充分です。



「主人公の彼女もゾンビ化する」

「主人公が途中から女子高校生と行動を共にする」

「ゾンビ物のお約束、ショッピング・モールが舞台に」


そんな情報は必要ないです。

むしろ、これから見る話について前もって聞かされるのイヤです。

勿論、こういう情報のおかげで「面白そうだから見てみようかな、という気持ちになる」

そんな意見もある、というか、それが普通なんでしょうけど・・・


私は普通ではないので(自覚)


・・・と、奇人変人宣言をしたついでに

良い機会なので(ホント今更ではありますが)

このブログの「変な点、おかしい部分」と思われるであろう箇所について説明(釈明)



内容が変、おかしい?



・・・仰る通りですが

それ以前の話です。

ご覧の通り

改行が多い



私、本を読むのが好きなのですが



小説については

句読点ごとに改行してるようなスカスカで空白の多い文体は

嫌いです。

しかし、それは・・・

縦書き日本語の話。



ブログって


横書き日本語ですよね?


この形式って

改行せずに続くと読みにくい。

人様のブログを拝読する時、それを痛感します。




又、ブログ閲覧者の多くはPCからではなくスマホから


そういう話を聞いた事があります。

このブログにしても、アクセス数(一日平均30程度ですが)のうち

Android、 iPhoneの占める割合は

約8割です。


そして、スマホこそ特に横書き日本語が改行せずに続くと読みにくくないですか?



それで、頻繁に改行しているのですが



「逆に読みにくいよ」

そういうご意見もあるかも知れません。

独自のリズムの文体

それを意識して書いている部分もあるのですが

「読みにくい」

・・・ですか?



ま、どうせ、これ読むの自分だけでしょうし、どうでもいいか?



ずっと、そう思っていたのですが・・・

先に述べた様に、最近では1日平均30人位の方に読んで頂いているようです。

正確に言えば検索で辿り着いているだけで

数行でブラウザ・バックされているのかも知れませんが。



アクセスも3つ程の記事に集中していて、それ以外は閲覧数ゼロのままですが・・・



数は少ないにせよに

自分の書いた事が誰かの目に触れている

リアリティありませんが、よく考えてみると

怖いような気もします。


これも今更ですね。

「これ読んでる人ホントに居るんだ」そう思うと少し怖くなる猫着ぐるみ姉妹の姉。自分もブログ書こうとしてる(?)デカ猫氏。














2019年3月26日火曜日

おすすめ感動映画「櫻の園」1990年版の感想。ネタバレなし。



春ですね。


春と言えば桜。

桜と言えば



「櫻の園」





もう、何の事かすら分らない方が多いのかも知れません




中原俊監督で1990年に公開された映画の話です。



・・・あれから約30年も経ってるんですね。

怖!

中原監督自ら2008年にリメイクされてますが、そちらは未見。




とても稀有で奇跡的な作品だと思います。



滂沱の涙

号泣

私的には、こんなドラスティックな反応ではなく

鑑賞始めて間もなく胸が痛みだし、やがて瞳がじんわりと濡れている

そういう心理作用を及ぼす作品でした。



勿論、否定的意見を述べる方もいらっしゃって



「それはそれでもっともかな・・・」

私自身認めるにやぶさかでは無いのですが

それについては後ほど







とある女子校で


春の創立記念日の定例行事、演劇部によるチェーホフの「櫻の園」の上演を前にした僅か半日ほどの時間に展開される物語。


女子校が舞台

季節は春


既に、この時点で胸キュンじゃないですか・・・?

いや、この感覚が先述した否定的意見に繋がるのですが




設定は良くても、それを活かすのは



脚本や演出という作り手のスキル

そして

俳優

勿論これらも大事な要素ですよね。



まず作り手のスキル



脚本について。

これといって派手な事件が起きるわけではなく、ただ

一人の演劇部生徒が前夜補導されたせいで「櫻の園」上演が中止になるかも知れない

この情報で醸成される不安感。

それが物語を牽引します。

しかも中止論のソースは不明確な伝聞。

演劇部生徒達だけでなく

観客側の不安もかきたてられます。

「せっかく稽古重ねてきたのにマジか」

見てる側に、こんな風に感情移入させるための描写も秀逸。

「卒業する三年生にとっては来年はない」

これだけでも、感情を揺さぶられますが

それだけではないのです。







「演劇部生徒の不祥事!定例行事中止すべきか?」



そんな議題での緊急会議の場で演劇部顧問の若い女性教師が上演中止論者相手に

泣いて抗議した

この部分も直接の描写はなく

伝聞情報のみです



問題になっている生徒の補導の件についても


伝聞情報だけが

生徒達そして観客に提示されるのみです。



伝聞情報っていわゆる「伝言ゲーム」状態になりがちですよね。



人から人に話が伝わってゆくうちに

話が歪み尾ひれがつく

多くの場合、事実よりも過激な方向に変化する。

実際、補導の件について、そうであった事が判明するのですが

伝聞情報が醸し出す不安感

その使い方が巧みだなぁと思いました。



しかも、実は「演劇部生徒の中にも上演中止を望む者が一人だけいる」



そんな構造になっています。

「地震でも火事でも起きて上演なくなれば良いのに」

彼女は、そこまで思い詰めています

これによって「上演は中止になるのか?」

このドラマが、よりスリリングになります。



脚本って人間の描写が重要ですよね?




この作品、メインキャスト以外、約二十人の演劇部員それぞれも個性的に描かれてます。

脇役のキャラ一人一人を表すセリフ、描写、演技も緻密に作り込まれていていて、それは、この作品を何度も見返すに値する理由の一つにもなっています。

そして、これによって先述した

「せっかく準備してきたのにムダになるのか?」

観客側にも、このドキドキ感が共有されるのです。





人間関係の核となるのは



ある三人の関係

これが、重要なポイント。

但し、作品の毀誉褒貶の理由を成す部分でもあります。

設定としての評価はともかくとして


中島ひろ子さん

白島靖代さん

つみきみほさん


このお三方の演技自体は


胸に迫るモノがありました(私的には)




演出については



複雑なカメラワークに驚かされます。

かなり緻密なコンテがなければ撮影不可能なレベルです。

といっても、無理に長回しをしたり、トリッキーなアングルに拘って不自然になっているのではありません。

役者さんの自然な動きを妨げないため、感情がもっとも効果的に伝わるため

そんな必然性有りき。

長回しで有名な某監督は頑ななまでにアップカットを排除しましたが・・・

この作品の優れた点の一つはアップの使い方です。

あるシーンなどは息詰まる思いで画面に見入ってしまいました。

辛口評論家として知られた田山力哉さんも、こんな風に評価されています。

「そのシーンなどには恍惚とさせられた」(「現代日本映画の監督たち」社会思想社 229ページ)


ここは前述した毀誉褒貶に晒されている人間関係設定に絡んでいるのですが・・・


恍惚


私は同意します





役者さんについて



全員オーディションで選ばれたそうです。


素晴らしい。


何が?

それは単に個人個人の芝居演技の巧みさに加え


女性が(あえてこう書きます)

人生の、ごく短い期間にのみ放つ事ができる

言語化出来ない

名状しがたきモノ

それが切り取られフィルムに定着しているからです。

最初に「稀有で奇跡的な作品」

そう表現した所以です。

しかし・・・



ここで、冒頭から、その存在を提示してきた



否定的意見

毀誉褒貶の毀と貶の部分

これについての話です。



公開当時、ある方が次のように評価しました(誰だったのか失念。女性だったのは間違いないのですが)


「少女には、こうあって欲しいという作り手のオジサンたちの願望」



当時の雑誌等に掲載された言葉だと思うのですが(まだネットはありませんでした・・・)

ソースは明示できません

しかし、この指摘は

痛い所を突かれた感

そのせいで強烈に印象に残っています。



「あの三人の関係性」なんか正に



「オジサン」というより「男」の「願望」

そう言うべきかも知れませんね。

「お前ら勝手に都合の良い美しい幻影でしかない少女像でっち上げて萌えてるんじゃねぇよ。キモ!」

冷静に考えてみると、こういう印象を抱く女性が多くても不思議ではないとは思います








この作品は実際、春に撮影され


一面の桜並木のカットや

演劇部の生徒達が校庭に満開で咲き乱れている桜を見ながら語らうシーンもあります。



桜は春になると鮮やかに咲き乱れ眩いばかりに生命の美しさを謳歌する

それに少女を重ね合わせ・・・

しかし、桜は毎年その季節を迎え花の盛りを迎えるが

少女にそれが訪れるのは一度だけ。限られた短い時間のみ。



こういう感傷に浸ってしまうのは

「男の願望」故に過ぎないのでしょうか?

先に述べた、女性がある時期に放つ

「名状しがたきモノ」

これも、私の妄想幻影に過ぎないのでしょうか?

・・・そうかも知れませんね。



女子高校生たちの意見、感想を聞いてみたい気もしますが

その渦中にある当事者だからこそ、見えない分らないモノもあるのかも知れません。


ともあれ、それが願望幻影にすぎなくても

私は、この作品に描かれた世界に酔いしれてしまうのです。

桜の花びら散る季節になると「櫻の園」思い出す猫着ぐるみ姉妹の姉。


















2019年3月25日月曜日

「犬のおまわりさん」の歌詞の意味についての私見。犬と猫のパブリック・イメージ。



「犬のおまわりさん」



誰でも知ってる有名な童謡だと思います。



この歌詞って、単に無邪気でイノセンスなだけじゃありませんよね?


ピュアな子供の時は気づきませんが

ある程度成長すれば、引っかかってくる隠されたメッセージ。

それは・・・




犬のおまわりさん、無能すぎだろ。




実は、童謡という形式を隠れ蓑にして

国家権力の代行者を揶揄した

反権力プロテストソングなんですね。



・・・な訳は勿論ありません



気になるのは



ジェンダーって概念がありますよね。

端的に言えば

「男は強い」

「女は優しい」

こんな風に性別によってポジションを決めてしまう事。

ですよね?


この「犬のおまわりさん」の歌詞見て思うのは


動物の種ごとに共通認識としての社会的イメージが存在するのか?


「犬のおまわりさん」ワールドでは

犬は警官=社会の規範を守る側。強者。

猫は迷子。しかも泣いてる子猫=守られる側。弱者。




作詞者さんの意図は知る由もありませんが、このような構図を読み取る事は出来ますよね?


ま、結局、犬のおまわりさんも泣いてばかりの子猫と同レベルの力なき存在として描かれているのですが・・・



一般的イメージとしては、どうでしょうか?


強い弱い

そういう単純な二元論から離れて考えた場合

犬は人間社会に実利をもたらす。

つまり、単なる愛玩動物以上の価値がある。

こんなイメージが、あると思いますし、実際そうですよね。



具体的には


警察犬、盲導犬、この辺は有名ですし、

昔から、猟犬、牧羊犬。

最近では、災害救助犬とか、介助犬なども・・・



それに対して


猫は?


鼠を捕まえるというスキルに価値が見いだされている場所はありますし、セラピードッグだけでなくセラピーキャットも存在するそうですが


警察猫とか盲導猫は?


絶対無理ですよね。


・・・つまり、猫は犬に比べると

イメージではなく事実として

使えない奴?




「自分勝手で気まぐれで寝てばかりいる生き物」

世間一般の多数派イメージは、こんな感じ?

あ、これもイメージではなく事実・・・


それで問題無し(断言)


爆睡してるデカ猫氏見て「猫は存在してるだけで尊い」と思ってる猫着ぐるみ姉妹の姉。























2019年3月24日日曜日

ディスカバリーチャンネル「秘境ハンター」エド、シベリア山中で遭難しかける。原因は何と・・・


エド・スタッフォードさん




リアル裸一貫探検家として日本でも有名になりましたが(?)

新企画起動



それは・・・


「エドが衛星画像で見つけた、気になるポイントを指さし確認に行く企画」


正式タイトルは


「ED STAFFORD  INTO  THE UNKNOWN」



邦題は「秘境ハンター」


・・・原語と翻訳のシンクロ率ゼロ

しかも独自のディスカバリーセンス炸裂(他にも「KINGS OF THE WILD」が「男気クッキング」とか)

個人的には、この翻訳感性好きです。



ディスカバリーチャンネル公式でYouTubeにアップされてたので(太っ腹!)


早速チェキ。

期待を裏切らない内容でした。




以下ネタバレ有りの感想



今回の「エド気になるポイント」は


シベリアのクレーター

・・・また、過酷な場所を選んだものです。

無責任な視聴者としては、その方が面白いのですが




この企画、サバイバルが目的ではないので、装備は万全の状態で実施。


冒頭、アイテム・セレクトの場面で

手袋9個も並べる、お茶目さん振りを見せるエド

本来単調なはずのシーンでもファンサービスを忘れません。




ロシアに到着して、まず問題になったのは


ベア・グリルズさんと間違えられた事

ではなく

言葉。

単身極地サバイバルは自分と自然の闘い。

言葉は必要ありませんが、この企画では現地の人に協力してもらう為に必須要素です。

ホテルでは携帯の翻訳機能を使って部屋をとりましたが、いちいち、それに頼ってる訳にもいきませんよね。

ここで、救いの女神登場。

現地で英語教師をやってる若い女性。

「通訳する事で私の英語の練習にもなるわ」

この発言が伏線になっていた事が後々判明します。




「あのクレーターは一体何なのか?」


それを現地まで行ってエド自身の目で確かめる。

それが、この企画の目的。

地元民の間では

エナジースポット

お前ら行くなスポット

両方の評価があるようです。

他には・・・

「宇宙船の基地」by金鉱作業員(真顔)

貴重なご意見ありがとうございます。







民家にホームステイ状態でクレーターアタック待機になりますが


エドと、この家のご主人(いかにもロシア人のおっちゃんって感じの中年男性)この二人・・・

通訳さんが間に入ってない状態でも打ち解けてる感じです。

世界トップクラスの極地サバイバーは対人コミュ力も高かったんですね。

ま、二人とも、ロシア名物高濃度アルコール飲料注入(ストレートで)してたみたいですから、その効果もあったのかも知れません。




クレーター目指してシベリア山中を進むエド。


積雪

極寒

熊と遭遇するリスク

険しい地形


ここら辺は織り込み済みの困難だったと思いますが

想定外のトラブル発生

地図と周りの地形が符合しない。

文字通り致命的問題ですが・・・

「どうしてこうなった?」

それは・・・

通訳さんの誤訳のせい。

地図上で一センチは二キロ。これが正しかったのに、一センチ一キロって訳してしまったという、まさかの凡ミス。

女神と思ってたら実は・・・

食料の残量なども考えエドは一旦計画を中止、救援を呼びます。

ここら辺の判断は流石ですね。





ホームステイ先に戻ったエドは、まるで鬱憤を晴らすかのようにご主人と腕相撲対決(またしても二人とも高純度アルコール注入済み)


てか、体育会系の人のノリって万国共通なんでしょうか・・・

力自慢+腕相撲×アルコール=



骨折




このリスキーな公式も万国共通だと思いますが。

元イギリス陸軍大尉VSロシアのおっちゃん

この腕相撲対決の結果は・・・





翌朝、二日酔いのエド(?)


リベンジです。

この山中での夜間野営シーンでサバイバル・スキルが発揮されます。

テントではなく、差し掛け小屋を手際よく設営。

「専門家ぶるつもりはないが、私はどんな場所でも野営できる」

カッコいいセリフをサラッと口にするエド。

ハンディ・カムでの自撮り映像がハリウッド映画の名場面に見えた瞬間です。




右足の指先を凍傷で失う危険に晒しながら雪深いシベリア山中を歩き続けたエドが見たモノは・・・





今回は「シベリアのクレーターの謎に迫る」


これがテーマでしたが、他にも謎が・・・



最後、エドがクレーターで石拾ってる時に後ろに映り込んでた謎の人影(?)


迎えに来た人?

エド、石拾いに集中してて気づいてない。

ま、私もコメント欄で指摘されてるの読んで知ったのですが。

「エド、後ろ後ろ」

こういう突っ込み理解出来る人・・・

もう少数派なんでしょうか?

エドに昭和の突っ込みを入れる猫着ぐるみ姉妹の姉。





あと、ホームステイ先にあったBUSHIDOラベル瓶も謎。




追記

この記事の昭和突っ込みのネタ元、志村けんさんが亡くなってしまうとは・・・

しかも、あんな形で・・・

ご冥福をお祈りします。






2019年3月22日金曜日

美猫?読み方は?占い?個人的には黒猫とロシアンブルー!


美猫



昔から使われてる言葉なのでしょうか?



個人的には、割と最近の造語という感覚なのですが・・・

美人美女や美男があるのだから、美猫という表現があっても然るべきだとは思いますが、耳馴染み薄いです。



余談ですが(このブログ自体そうですけど)


チャン・グンソクさん主演の

「美男(イケメン)ですね」

こんなタイトルの韓国ドラマがあります。

有名なので、ご存じの方も多いとは思いますが

私、てっきり、ひたすらチャン・グンソクさんのイケメンっぷりをアピールするだけの内容だと思ってたら・・・

全く違ったので驚きました。

何事もイメージや先入観で判断してはダメですね・・・



美猫ですが・・・


ここ数年でしょうか、YouTubeで猫動画を閲覧してると、コメント欄に

「美猫さんですね」

こんな書き込みがチラホラ・・・

「美猫?」

「なにそれ?」って引っかかった感じなのです。


意味は読んで字の如し

美しい猫

ですよね?

これは分りますが・・・



読み方は?



検索しようとしたのですが

「びねこ」

「びびょう」

どちらにせよ

「美猫」と一発変換されませんでした。

やはり、まだ一般的な日本語ではない。

そういう事でしょうか?


つまり、正しい読み方も確定していない、そういう事ですよね。

個人的感覚では

びねこ

こっちがしっくりします。



「美猫」でネット検索すると、トップ表示されたのは


猫カフェ

私、猫好きですが、そういうお店に疎いので知りませんでした。

次に表示されたのは

美しい猫の写真を集めたサイト

次には

占い師さん

上位表示されると言う事は、有名な方なんでしょうけど、個人的には、この分野まったく疎いので、存知上げませんでした。






どうやら「美猫」という言葉は、「猫好きだけの間で流通認知されてる言葉」


現状、そういう事なのでしょうか・・・



美猫とは?


これは人それぞれですよね。

基準が、はっきりしてないわけですし。



個人的には、まず


黒猫


それも、全身漆黒。

カラスの濡れ羽色

こんな表現がイメージに近いでしょうか?

そして・・・

黒猫には太陽が良く似合う。

そう思います。

強い陽光を浴びると漆黒のはずの毛皮が何とも形容できない色で輝く。

ホント美しいなぁと感嘆します。



黒猫が不吉の象徴

こんな迷信ありますよね?

私的には完全に逆。

街中で黒猫見かけたり、目の前をよぎってくれたりしたら

ニコニコです。

ま、どんな種類であれ、猫見たら笑ってしまいますけど・・・



他に美しいなぁと思うのは



ロシアンブルー


この品種ホント綺麗だなぁと思います

基本、雑種の方が好きなのですが・・・

ロシアンブルーは別。

あの艶々したお召し物。品のあるお顔。

ベタな例えですが気位の高い貴婦人って感じです。

実際、飼い主にすら完全に心許さなかったりもするそうですが・・・

そこも良いです。

個人的には太り気味の方がベター。

ロシアンブー。

三毛猫も好きです。

ほとんどオスが居ないんですよね。

そのせいか、はんなりおっとりしてる印象。

京女?

和のイメージです。個人的には。






美猫コンテストみたいなのもあるようですが・・・


猫飼ってる方にとっては結局


うちの子が一番!



・・・ですよね?
「デカ猫氏が世界一」そう思ってる猫着ぐるみ姉妹の姉。

























2019年3月21日木曜日

蚊のウザい羽音再び。幻聴じゃない。



春分です。


3月も21日です。

暖かくなってきました。

そして今日、大阪は雨模様です。


暖かい+雨=

その答えは・・・




モスキート

奴らが活動を始めました。

飛行機マニア的には、イギリスのモスキートという名前の双発機は大好きなんですけど。

「モスキート爆撃隊」

「633爆撃隊」

この二本の映画は、実機のモスキートが撮影に使われていて、それだけで高評価です。


かわぐちかいじさんの「ジパング」でのモスキートの描かれ方は・・・

あれ、イギリス人が読んだら怒りますよねぇ・・・

日本人でもモスキート好きは「ちょ、待てよぉ」って突っ込んじゃいます。

ま、それは置いといて



昨夜、SPY-1レーダーが未確認飛行物体を探知


・・・じゃなくて、長年の酷使(特に左は中高生時代イヤホンでの深夜ラジオ聴取)で機能低下気味の耳が捉えたのは

あの世界一耳障りな音

うんざりしました。

また、あいつらが戻ってきたか・・・

冬でも活動する種もいるそうですが、幸い私は遭遇せず。

数ヶ月に渡って、あの耳障りな羽音と共に飛来する吸血昆虫とは無縁の平穏な日々を送っていたのですが

春の訪れと共にそれも終了。



周囲を目視捜索


これも長年の酷使(主に読書)で劣化しているにも関わらず、眼鏡やコンタクトで矯正していない目が捉えたのは

間違いなく、あいつ。

蚊の羽音みたいな幻聴が聞こえるという病気もあるそうですが、そうではなく

リアル。

現実。

近い。懐に入られている(6畳間ですから・・・)

目標に向かって接近しつつ

CIWS(Close-in-Weapon-System 近接防御兵器)作動

3射目で目標捕捉。他に脅威なし

ま、叩くの2回しくじった後、蚊を左右の手の平の間の屍に変える事ができたって事です。

で、その日は別の蚊は見当たりませんでしたけど

これから、奴らの行動が活発になるのは間違いなく・・・

それが自然の摂理って奴なんでしょうね。



ちなみに、蚊を攻撃する方法って色々ありますけど


物理的打撃が一番ですよね?

達成感有りますし。

血を吸われた後だったら「復讐心」も満たせる。

って、この一行だけ見ると物騒ですね・・・



個人的に効果的だと思うのは


タオル


特に奴が壁に止まってる時は

タオルを鞭のように使って叩くと、かなり高確率でヒットできます。

コツは手加減しない事。

どんなに強く叩きつけても、タオルなら壁を破損する事はないでしょうけど(勿論、個人の力の強さや、壁の強度構造による違いはありますけど)心理的抵抗ってありますよね・・・

ただ、私の様に集合住宅居住者の場合

隣の部屋と接している壁をタオルで思いっきりぶっ叩くと

近隣トラブル

これに繋がるおそれがあるので要注意。

蚊は叩けたけど隣の部屋の人との関係が悪くなった。

これ割にあいませんよね。



ところで・・・


YouTubeで「蚊を叩く猫」

そういう動画見たのですが

あれって普通に猫がやる事なのでしょうか?

猫飼ってない者としては疑問なのですが・・・

その動画、コメント受け付けない設定だったので、閲覧者の反応も分らず

少し気になってます。

蚊を迎撃する玉猫どん。



2019年3月20日水曜日

ブレイクダンス好きです。チェアしか出来ませんけど。エアチェア練習中。


猫宙



この言葉ご存じでしょうか?


私は知りませんでした。

ま、文字から見て

猫宙返りの略かな?

そう思って猫好きとしては多大な興味を抱きましたが

正確な意味は一体・・・?



ネットで調べようとすると


猫中毒

こちらは出てきましたが、猫宙は候補表示されず・・・

てか

猫中毒?

これも謎ワード。

何かを調べようとしたら、更に深みにはまる。

ネット上では、よくある事ですよね?



猫中毒とは


Wikiによれば

ジャニーズさんのヴォーカルユニット・テゴマスの7枚目のシングル。

・・・成程。多分、世間的には有名な情報だけど、

私が知らなかっただけですね。

良くある事です。




で、猫宙ですが・・・

検索候補表示されず、この漢字での入力が必要でした。

側転から前宙へと繋げる体操競技の技の名前。

専門用語と言うか業界用語?




私がこの猫宙という魅力的なワードに出会ったのは、とあるYouTube動画でした。

ダンス、特にブレイキンが好きなので



こう書くと、なんかカッコいいですけど。

見るだけです。

ブレイキンに限らずストリート系ダンス全般について好きですけど

運動神経もリズム感も皆無、ダンス必修世代でもないので人前で踊った経験も無し。

正確に言えば

密かに自主トレしてるけど、絶対公の場ではやらない、やれない。

一番アカン奴・・・




面白いなと思うのは・・・


サッカーやらないサッカーファン

野球やらない野球ファン

こういうのは普通ですよね。

相撲やらない相撲ファン

これなんか当たり前。

なのに、ダンスに関しては

ダンス好き=ダンスやってる人

こんな認識じゃないですか?





それはともかく


ダンス動画見るの大好きです。

特にブレイクダンス。

で、ブレイキンの何が好きかと言えば

パワームーヴ

アクロバット

個人的には、こういう派手な所に目を引かれてしまいます。



で、最初はバトル動画見てたのですが、やがて行き着いたのが

講座動画。

ダンサーの方がレクチャーして下さる動画ですね。

一見こわもてのB-BOY。

喋ったら、めっちゃ好青年。

とか、そう言う面でも面白かったりします。



Web上には、この種の情報が大量にアップされているのですが、特に

「ウィンドミル講座動画」

これは色々な方の動画、合わせて、のべ数百回は見てます。

「エアートラックス」とか「トーマス」は

絶対出来ない。

そう思いますけど

「ウィンドミルならひょっとして・・・」

そう思わないでもなかったからですが

甘い。

絶対無理。

すぐに厳しい現実に直面しました。


基本的な練習方法は・・・

チェアという態勢から崩す。

これが第一段階ですが

ここで挫折。


チェアは出来るので、軸手だけで体重を支えるフリーズ

エアチェア

これの練習にシフトしましたが

頭浮かせた所で停滞中・・・

毎日、ちょこちょこ練習してますけど、進歩してる気配ないです。



アクロバットでは


「バク転講座」動画を結構見てます。

これも「バック宙や前宙は絶対無理だけど・・・」

そんな理由です。

バク転って柔軟性があればできますよね。

立った状態から、体を後ろに反らせてブリッジ。

これが、出来るくらい背中、腰、肩周りが柔らかければバク転は出来たも同然(?)

BTSのジンが、これこなした上、ブリッジ状態で歩けるんですよね。


言うまでもなく、それだけの柔軟性・・・

生まれつき

もの凄い努力

どちらかのたまもの。

先天的柔軟性の持ち主ではないので

頑張ってストレッチするしか、ありませんが・・・

つくづく思います。

体って柔らかくならない。

関節の可動域って広がらない。

これも毎日とは言え、せいぜい数分しかやってないせいでしょうけど。

でも、ストレッチって熱心にやったら翌日

筋肉痛

前より堅くなった

これ、あるあるですよね・・・。



純粋に「見てて楽しい」ので


「アクロバット動画」閲覧したりもするのですが、最近その中の一つで

猫宙

という言葉に出くわした訳です。(やっと冒頭の話に戻ってきた)



猫って柔軟性抜群、体しなやかで


天性のダンサーですよね。

アクロバットも軽々とこなすしトリッキーなムーヴも自由自在。

ブレイカーだと思いますが・・・

本家本家猫宙を披露する玉猫どん。



2019年3月19日火曜日

宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」の感想と猫と楽器の話


「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治 新潮社)



有名な作品ですよね。


でも、実はちゃんと読んだ人って少ないような気がします。

個人的には、最近初めて読みました。

30ページに満たない短編です。

一番印象的だったのは

おもしろ猫描写。

・・・そこ?

はい。




金星音楽団というイカすネーミングの楽団(実態は無声映画の伴奏が主な仕事?)に所属する


ゴーシュという名前のセロ弾きのお話。


セロってチェロの事ですね。

ゴーシュ君は、楽器演奏のスキルがあまり高くなく、楽長にダメだし喰らって凹みますが

動物たちとの交流によって

あたかも「2001年宇宙の旅」で木星に到達したボーマン船長がスターチャイルドとして新生したように

次なる高みへと駆け上る。

そういう話です(?)



一見ハッピーエンディングですが、実は違う。


巻末の解説には、そんな説も紹介されていましたが

確かに、読んだ人それぞれ解釈は異なると思います。

これ、実質的に宮沢賢治さんの「最後の作品」なんですよね。

それを踏まえると、ラストのゴーシュ君の描写も深読みして別の意味を汲み取る事もできるでしょうし・・・



舞台は明確に示されませんが、主人公の名前がゴーシュ。


つまり場所は日本じゃないですよね・・・

時代については無声映画から考えると20世紀初頭でしょうか?

しかもゴーシュ君は普通に動物と会話する

童話だから問題なし。

そういう事ですが、

童話だから何でもあり

これ、改めて考えると、便利な設定ですよね。

勿論、その設定を使いこなせるか否か

そこについて作者の力量が問われるのですが・・・




ゴーシュ君と関わりを持ち影響を与える動物たちは以下の通り


大きな三毛猫

かっこう

狸の子

野ねずみの家族



この中で猫の描写が秀逸。(狸の子も可愛いですけど)



楽長に叱られて家「町はずれの川ばたにあるこわれた水車小屋」(266ページ)に帰って来て、一人で楽器の練習やってるゴーシュ君の所に

「すうと扉を押してはいって来たのはいままで五六ぺん見たことのある大きな三毛猫でした」(266ページ)

そして猫は開口一番

『ゴーシュの畑からとった半分熟したトマトをさも重そうに持って来てゴーシュの前におろして言いました。
「ああくたびれた。なかなか運搬はひどいやな」』(267ページ)

・・・突っ込み所多すぎの発言ですが、その後の展開も予想だにしないモノ

『「何だと」ゴーシュがききました
「これおみやです。たべてください」三毛猫が云いました』(267ページ)

・・・ゴーシュ君の畑からとってきた、しかもまだ半熟のトマトを、おみやげです。と言う神経。



猫っぽいですよね。




それは、さておき

この猫がどうやってトマトを運搬したのか気になります(そこ?)


どうやって頭の上にトマトを載せるのか?


ま、童話ですから・・・



その後も、この猫は


「先生、そうお怒りになっちゃ、おからだにさわります。それよりシューマンのトロイメライをひいてごらんなさい。きいてあげますから」(267ページ)


上から目線にも程があります(笑)



で、その結果

「先生、こんやの演奏はどうかしてますね」(269ページ)

・・・この他にも猫は色々問題発言を連発し当然ゴーシュ君を怒らせて

「風のように萱のなかを走って行く」(270ページ)

要するに這々の体で逃げてゆく羽目になるのですが・・・

結局、ゴーシュ君に最も影響を与えた殊勲者は

この偉そうな猫だと思うのですが・・・


それはともかく・・・


この猫の描写、宮沢賢治さんが意図したのかどうか分りませんけど

猫の面白さが見事に表現されていて笑わせてもらいました。



現実世界の話ですが


猫って楽器好きですよね?

別にクラシック愛好家とかイングウェイ・マルムスティーンのギターが好きとか、そういう意味ではなく(そういう猫もいるのかも知れませんが)


楽器自体に興味津々。



特にピアノが気になるみたいですね。

そんな動画多い様な印象あります。

鍵盤の上歩くと音が鳴るのが面白い。

まず、これが猫的には心引かれるんでしょうね。

あと、ピアノのハンマーって言うんですか?

鍵盤踏むと、あれが動くのも面白いんでしょうね。

夢中になって大騒ぎ。

で、それ見て私も大喜び。

めでたしめでたし。










2019年3月18日月曜日

しっぽの話。猫と犬の場合


猫にはあるが人には無いモノ



色々ありますよね。

ステルス性の高さとか。

座ってるだけで笑いを誘う能力とか。


そんな属性では無く


身体器官で猫有り人無しと言えば

しっぽ

尻尾(漢字浮かびませんでした。読めるのに)



正に猫それぞれ、個性的で猫おもしろポイントの一つでも有りますよね?


体のバランスをとる

そんな実用的な意味もあるようです。

というか、それが本来の

尻尾の存在理由

・・・ですよね。

あと、感情が反映される器官。

つまり、尻尾の状態で猫の気持ちを読み取る事ができる。

そう言われてますけど・・・

ま、これは実際に猫に聞いたわけじゃないので

推測類推の域を出ない。

個人的には、そう思ってます。



で、その

尻尾による猫忖度


一番有名なのは

尻尾立ててる=ご機嫌

ですよね?

これは確かにそんな感じです。

尻尾立ててる時の猫って表情も得意気だったりしますよね。

勿論、表情にしても勝手にこちらがそう解釈してるだけですけど。

ご機嫌で闊歩する個性的柄の野良猫。





もう一つ、これも猫好きの間では常識(?)


尻尾を激しく振っている=ご機嫌斜め

要は、猫が尻尾振ってると

怒ってる。

そういう事ですよね。

ご機嫌斜めのデカ猫氏。




面白いのは


犬が尻尾振ってる=ご機嫌

猫と犬では、同じ仕草でも意味が違うんですね。

犬にしても、実際気持ちを聞ける訳じゃありませんけど、

確かに尻尾振ってる時の犬はポジティヴな感情に突き動かされてるように見えますよね。


犬が尻尾振ってる=ご機嫌(喜怒哀楽で言えば喜と楽)

これは一般常識レベルで知られている説だと思います。

しかし、猫が尻尾振ってる=ご機嫌斜め(怒りや不快の発露中)

これは猫好きしか知りませんよねぇ?

てか、私、大の猫好きのつもりですけど,最近まで知りませんでした。


また、慣用表現として


他人に、こびへつらう人を揶揄批判して

(犬みたいに)「尻尾振るなよ」

これは一般的に使用される表現ですが

怒ってる人に対して

(猫みたいに)「尻尾振るなよ」

これは無いですよね。

残念ながら、世間一般的には

猫より犬の方がメジャーなのかなぁ・・・

そう思います。



芸能人有名人でも猫派より犬派の方が多い様な気がします。


面白いのは・・・

「ペットと飼い主が似てる」

これ良く言いますよね。

その当否はともかく、個人的印象ですが

「犬好きの人は犬顔」

「猫好きの人は猫顔」

これ、結構高確率で当てはまると思います。

私?


バリ猫顔です。

2019年3月17日日曜日

猫の模様。面白い?変?


猫の模様


基本的に品種ごとに特徴ありますよね。


個人的にはシンプルなグレー地のロシアン・ブルーが好きです。

黒猫も大好き。

でも、それ以上に好きなのは

雑種で

どうしてそうなった?

そう突っ込むしかない

個性的な模様の猫たち



「猫 模様」


と検索ウィンドウに入力したら

「面白い」というワードが表示されました。



ハートとか猫の後ろ姿シルエット模様

ここら辺は有名ですよね。

面白いというより感嘆の対象。



ヒゲが生えてる様に見える。

これも定番ですよね。

スターリンヒゲ模様猫は世界的に有名なんですね。(私は最近知りましたが)


白黒ツートンも面白確率高し。

顔がまるでマスク付けてるみたいに左右対称に白黒とか。

足先だけ真っ白で靴下履いてるみたいなのとか





個人的には


造形の神様の悪戯?

そう思わざるを得ないような

変な模様の猫

これが一番好きです。




左右非対称は基本。


色自体も、何色と表現できない不思議なのだったら、なお良し。

夏目漱石先生の「吾輩は猫である」(新潮社)で

苦沙弥先生が描いた「吾輩」の水彩画を評した吾輩自身の感想

「然るに今主人の彩色を見ると、黄でもなければ黒でもない。灰色でもなければ褐色でもない、去ればとてこれ等を交ぜた色でもない。只一種の色であるというより外に評し方のない色である」(11ページ)

流石、漱石先生です。

私が言わんとしたかった所を的確に言語化されています。




変な色、模様の猫


こういうのが一番好きな理由?


笑えるから。

でも、勿論、嘲笑とかそんなネガティブなニュアンスじゃないですよ。

一瞥しただけで心が和む

そういう事です。



ま、猫からすれば、


「何、勝手な事言ってるんだよ」

って話でしょうし

「お前の方が変だよ」

そう思われてるんでしょうね。

互いに「どうしてそうなった?」内心そう思ってる猫着ぐるみ姉妹の姉と野良猫。






















2019年3月16日土曜日

名言集。夏目漱石「吾輩は猫である」冒頭は有名。英語訳は?



「吾輩は猫である」(夏目漱石 新潮社)



傑作だと思います。



超有名な作品ですよね。


冒頭の一節も有名。

しかし・・・

ちゃんと全部読んでる人って少ないような気がします。

私は、その例外(?)の一人です。

しかも、座右の書として、折りあらば紐解いています。




私が何故この作品を愛読するのか?



その第一の理由・・・


面白いから。



「夏目漱石」でネット検索すると

関連ワードとして「あらすじ」が上位表示されますが


この作品には、明確な物語はありません。



でも面白い。



時代は明治、日露戦争の真っ最中。



  1. 旧制中学の英語教師、苦沙弥先生と友人知人達の繰り広げる会話。
  2. それを観察する飼い猫の主観
  3. あちこち出歩いた先で猫が見た物と、それに対する猫の考察
  4. 猫によって語られる登場人物の心理描写
この四つの要素で成り立っています。



四番目の要素、謎ですよね・・・


「何故、猫が登場人物の心理描写をできるのか?」


その理由・・・

「吾輩は猫である。猫の癖にどうして主人の心中をかく精密に記述し得るかと疑うものがあるかも知れんが、この位な事は猫にとっては何でもない。吾輩はこれでも読心術を心得ている」(340ページ)

「人間の膝の上に乗って眠っているうちに、吾輩は吾輩の柔かな毛衣をそっと人間の腹にこすり付ける。すると一道の電気が起こって彼の腹の中の行きさつが手にとるように吾輩の心眼に映ずる」(340ページ)
 

・・・読心術



猫って実際そんな特殊スキルの持ち主のような気もします。

特殊スキル発揮中のデカ猫氏。知らぬが仏の猫着ぐるみ姉妹の姉。





この作品が面白い理由として、まず


登場人物全員キャラ立ちしすぎ

これが挙げられます。

特に個人的に好きなのは自称美学者の迷亭(もちろん酩酊にかけてるんでしょうね)

そして、彼らが交わす長広舌の会話の妙。

漱石先生は落語好きだったそうですが、その影響大だと思います。




この作品が何故面白いのか?


それを突き詰めて考えると結局・・・

日本語の魅力

それを引き出す事のできる漱石先生の日本語力の高さ

この二つに辿り着くと思います。



例えば、語り手である猫が


いきなり第一行目の自己紹介で使う一人称は


吾輩


私でも僕でも俺でもなく

吾輩

冒頭即、キャラのイメージ説明完了。

これは日本語の一人称の種類が多いから可能な手法でもあります。


一人称「吾輩」っぽい猫っていますよね。

一人称「吾輩」(?)のデカ猫氏。




そして文体。


時に数ページに渡って


改行無し


500ページ近い全編活字がぎっちり詰まっています。

しかし、とても読みやすい。

文章力の高さ故です。



散りばめられた警句も秀逸です。


正に名言。

二つだけ例を挙げると・・・


金を作る為の三角術 


「義理をかく、人情をかく、恥をかく」(137ページ)


私、これコンプリートしてますけど、お金が貯まるどころか逆です・・・

ま、それは置いといて・・・


「鏡は己惚の醸造器である如く、同時に自慢の消毒器である」(308ページ)

コレなんかも秀逸な指摘ですよね?





前述した通り、この作品が書かれたのは日露戦争中


「大和魂」なんて概念が盛んに喧伝されたようです。それに対する風刺も非凡ですが、これも是非実際に読んで頂きたいです。




既述した通り、この作品には起承転結といった物語構成はありません。


部分部分でそれぞれ面白さが完結しています。

それは、どこでも拾い読みできると言う事でもあります。

つまり、数分でも時間があれば

作品世界を楽しんだ上に

漱石先生の日本語力の高さ故に

日本語の語彙を豊富にする事もできます。



つくづく思います。


この作品、外国語に翻訳するの無理

勿論、翻訳は出来ますし実際されてもいますが

抜け落ちざるを得ない部分(翻訳のしようのない箇所)が多すぎます。


先ほど述べた、猫の一人称が「吾輩」


冒頭いきなり原文のニュアンスを伝える翻訳ムリじゃね?





日本語を母国語にしているのに

「吾輩は猫である」の世界を知らないままなのは

勿体ない

心から、そう思います。



















2019年3月15日金曜日

猫嫌いが書いた猫小説。内田百閒「ノラや」の感想


「ノラや」(内田百閒 筑摩書房)



猫が重要な役割を果たす小説ですが・・・




その役を猫が担う、という点に於いて先駆けだと思います。

しかし、猫が対象でなくても成立する、とても普遍的な感情に基づく物語です。

それは

愛するモノの消失

その結果としての、悲しみ。


人間相手なら、ありふれたテーマ。

しかし、この作品で内田先生の

愛の対象として描かれたのは

「ノラ」と「クルツ」と名付けられた

猫たち。


ここで重要なのは

内田先生は決して猫好きではない。

私は、この作品のあらすじは知っていたので、てっきり内田先生の事を

大の猫好き

そう思っていましたが、そうではなかったんですね。




例えば・・・

ノラやクルツと出会う前の話ですが

飼っていた鵯(ひよどり)を野良猫に殺された時の内田先生の反応

・・・敢えて書きませんが

「そこまでやらんでも」(幸い未遂に終わりますが)





内田先生の猫に対するスタンスは・・・


「私は今まで、子供の時家に猫がいた事は覚えているが自分で猫を飼って見ようと考えた事もなく、猫には何の興味もなかった」(55ページ)

そして、こう、はっきりと明言しています。

「実は私は猫が好きではない」(299ページ)


しかし、ノラとクルツについて

「この二匹の猫が大切なのであって、その外の優秀な猫、珍しい猫、或いは高価な猫などには何の興味もない。ノラもクルもどこにでも、いくらでもいる駄猫で、それが私には何物にも換えられないのである」(243ページ)


どうして、そうなったのか?



それを描いた小説です。


猫好きが猫に対する愛情を謳い上げた作品ではなく

一人の猫嫌いの中年男性が、ある対象に心奪われ、その相手が意外な事に、二匹の猫だった。


そういう物語です。


世間的には「猫好きの為の猫小説」・・・こんな風に位置づけられている様な気もしますが(?)

猫が嫌い、或いは興味ない

そんな方にも、お勧めです。




個人的に、この作品を読んで最も感銘を受けたのは


猫描写の巧さ


私如きが言うのも何ですが

流石です。

例えば

『「何しろ風呂桶の蓋がよくて仕様がないらしい。晩になって私が風呂に這入ろうとすると彼がその上を占領しているから摘まみだす。そうしておいて裸になって行くと、又這入って来る。仕方がないから又摘まみ出す。もう掛け湯をして、そこいらが濡れているのに又這入ってくる。這入ってきても、もう蓋はない。すると彼は風呂桶の縁へ上がって、狭い所で落ち着かない様に中心を取っている。猫と混浴するのは困る」』(50ページ)

・・・猫あるあるですよね。

当たり前のような顔して風呂場に入ってくる猫と困惑している内田先生の姿が目に浮かび、笑えます。

作者が猫という動物に対して何の思い入れもないせいでしょうか、描写が客観的なのですが、しかし、それで浮かび上がってくるのは

猫好きには、お馴染み定番の

猫おもしろ。



個人的に一番気に入ったのは


「よそから来る猫の中に、一匹すごく強いのがいて、玉猫でこわい顔をしている。ノラはその猫には丸で歯が立たないらしい。一声二声張り合っている内に、いつでもギャッと云わされて逃げて来る」(59ページ)

「玉猫」と言う語感にまず笑ってしまいますが、しかも「こわい顔」

この猫は・・・

「玉猫の悪い奴」(59ページ)

こんな表現もされますが

自分の縄張りに入って来たノラに対して正当な反応をしてるだけで全然悪くないですよね。

個人的には、この作品に出てくる猫の中で、この「こわい顔の玉猫の悪い奴」が一番好きです。




最後に、この作品未読の方に言っておきたい事。


第五章「竿の音」までは、あまり面白くないです(私にとってはそうでした)

この作品が本領を発揮するのは第六章「彼ハ猫デアル」から。

ま、最初から面白くて引き込まれたよ

そういう方もいらっしゃるかも知れませんが

私は最初の数章で読むの放棄しようかと思いました。

そうしなくて良かったです。







2019年3月14日木曜日

すべてのYouTube動画をお笑いジャンルに変える機能の件


「笑う門には福来たる」


そう言いますよね。

一般的な社会生活を営んでいると

青い髪、赤い眼のセンシティブな少女に、突然、感情表現についての意見を求められる事もあるでしょうが(無い)

そんな時は

「笑えば良いと思うよ」

これがベスト・アンサーですよね。

このように、人生に於いて「笑い」とは重要な要素な訳です。

故に

才能あるお笑い芸人は若くして財を成し

完成度の高いコメディ映画(例「少林サッカー」)は大ヒットするのです。




突然ですが



貴方は最近、腹の底から笑った事がありますか?


私はあります。


規格外のお笑い発生源を発見してしまったからです。



笑いにも色々ありますが



意図せず生まれる笑い


これが最強なのではないかと思います。


「笑いを取ってやる」


こんな意気込みが存在しない所に笑いの神は降臨するのでは?




「受け狙いとは無縁の場所」にこそ想像を絶したサムシングが生まれるモノだと実感しました。


その笑いの神に会ってから。


・・・って引っ張ってますけど




「YouTube動画の字幕生成機能ってメッチャ笑える」



・・・これ有名な話なんですか?

ひょっとして

「え、そんな事も知らなかったの?」

「今頃、何言ってるの?」

そんなネタをドヤ顔で語って赤っ恥晒してるだけ?

一応、この件について検索しましたけど、言及してる記事は、そんなに多くはなかったと思うのですが・・・

ま、誰にも見られてない場所だから問題なし。




規格外の笑いの渦を巻き起こすスイッチはこれ。


一番左の四角い真面目そうな奴



日本語音声動画の時、これを機能させると


動画の内容とは関係無く


大爆笑発生。



ご存じない方は、是非実行を。



要するに、音声を日本語字幕化する時に齟齬が起きてるんですね。


特に漢字変換の際、問題が深刻化していると感じますが・・・

「ひらがな」「カタカナ」「漢字」が混在するという

日本語の構造故に起きる喜劇です。

正答率は5割以下でしょう。

日本語が難しいせいです。

批判しているのではありません。

むしろ、逆です。



つくづく思うのは


これは人間には発想できない間違い方だな

そういう事です。

予想の斜め上でも下でもなく

別の次元に飛んでいます。

どんな優秀なコント作家でも、これだけのハイレベルでの誤変換を量産する事は難しいでしょう。



いや・・・



音声情報を正しく文字化する。

こういう本来の目的から言えば間違っているのですが

ある意味、これも正しいのかな

そう思わないでもないです。


たまに、そこそこ長いセンテンスが正しく字幕化されていた時に感じるのは

失望

「正しいけど間違ってるやん」

脳裏に浮かぶのは、そんなアンビバレンスな気持ち。

というか9:1の割合で

「正解した事への不満」の方が強いです。

本来の字幕生成機能からすれば、理不尽、不条理な反応ですが・・・





関西で言えばクラスメイトに「お前、吉本行けや」とか、褒め言葉で評価されてるような面白中学生が珍しく真面目な事を言った瞬間に感じる、違和感と寂しさと期待が外れた感が漂ってしまうのです。


私が変なのでしょうか?





言うまでも無く科学の進歩は日進月歩です。



「クレヨンしんちゃん」と同レベルのトークを満喫していた子供が、

「どうすれば、異性に高評価されるか?」

このシングルイシューに特化して思考回路の大半を使う少年へと変わってゆくように

YouTube動画の字幕生成機能も日本語を完璧に文字化出来るようにイノベーションを遂げてゆくのでしょう。

しかし、個人的には、こう言いたいです。



「今のままで良いと思うよ」

























2019年3月13日水曜日

このラジオがヤバい・・・「ハッシュタグって何ですか?」


AMラジオ好きで良く聴いています



ここ一月ほど、様々な番組で頻繁に耳にするフレーズがあり、それは


このラジオがヤバい



なんか、そういう企画がスタートしてたんですね。

ハッシュタグとかいう個人的には謎ワードが含まれていたので

「自分には関係無いな」


そう思って、聞き流していたのですが、繰り返し繰り返し繰り返し

「ヤバいヤバいヤバい」

そう聞かされてると、流石に気になって、ちゃんと内容に耳を傾けてみましたが


要約すると


NHK・民放共同のラジオキャンペーンで(成程)

「このラジオがヤバい」というハッシュタグをつけて(?)

ラジオ番組の作り手とリスナー双方がSNSで拡散する事で(?)

ラジオ番組の魅力を広めよう。

・・・そういう事みたいですね(よく理解してない)


ま、Twitter利用してラジオ盛り上げよう

これで大筋間違ってないでしょう。



最近の若い人達って、あまりAMラジオって聴かないみたいなので


ラジオ業界の人達にも危機感があって、こういう企画が始まったのでしょうね。

全国区ではオールナイトニッポンとか関西ではヤングタウンとか

そんな番組を多くの中高生が熱心に聞き、ハガキ(!)送って読まれるか読まれないか

一喜一憂していた。

それは遠い昔話なんですね。



この企画って、今やラジオリスナーのマジョリティー層が

Twitterユーザーとしてはマイノリティなので

あまり効果的ではないのかな

個人的には、そう思ってしまうのですが、その認識が間違っているのでしょうか?



それは、ともかく


ラジオ、それもトーク主体のAMラジオの魅力を知ってもらう試みには大賛成です。

今はラジオ持ってなくてもネット使って聴けますし

タイムフリー機能で聞き逃した番組もフォローできるし

ラジオを聴く環境は良くなってます。

電離層の関係で季節によって電波の受信状態が変化して喜んだり嘆いたり

そんな時代もあったのです。(関西在住者にとってはTBSとかニッポン放送)


昔話は置いといて


私の様にへビィ・リスナーになると、こういうアイテムをゲットしてしまいます。

ラジオチューナー付きICレコーダー(手の平サイズ)
これが私の一番古い録音履歴



勿論、予約録音も可能。

ピンポイントで編集もできます。

この機種は本体メモリに最大300時間近く(!)録音可能。

16GBのmicroSDカードを使えば、なんと約700時間(!!)

音質上げれば録音時間三分の一になりますけど、それでも結構な時間ですし、個人的には設定できる最低音質で

なんの問題も感じません。

しかし、つくづく良い時代になったなぁと思います。

結局、また昔話になってしまいますが

カセットテープみたいに再生事故がないのも嬉しい。

テープ噛んじゃうと録音内容ダメになってしまうので、それが怖くて古いカセット・テープ再生できません。

このままだと、結局聴かないままで終わるので、そのうち思い切って再生してみようとは思ってますが



そんな心配のない文明の利器で私が録音してる



ヤバいラジオ番組は以下の通り(順不同)

伊集院光の深夜の馬鹿力

ありがとう浜村淳土曜日です。の映画コーナー

小林大作のメモリーズオブユー

DJ日本史


まるで統一性や共通点のないラインナップですが

それぞれに他にはない強烈な魅力魔力を持つ番組だと思っています。

しかし、私はTwitterやってないし始める気もなし

こんな一日の閲覧数30程度、しかも、その大半が中国産サバ缶記事・・・

こんなブログでお勧めしても

拡散しない。

残念です。
















2019年3月11日月曜日

野良猫、生存確認


野良猫


悩ましい問題ですよね。


猫好き猫嫌い双方にとって。


猫、特に好きでもキライでもない人にしても

鳴き声がうるさい、糞尿が汚い臭い、ゴミ荒らす等・・・

こういう実害が発生すれば、冷たい視線を注ぐようになるでしょうし。


猫好きとしては、この問題


かわいそう

そんな感情論で捉えてしまうと思います。

でも

地域猫活動とか里親探し

こんな風にアクティヴに行動する人って少数派ですよね?

大多数は、気にかけつつも、日常に追われ、具体的な対応はしない。

・・・だと思うのですが。

とりあえず、私はそうです。

だから、野良猫問題について

駆除、殺処分とは別の方法での解決を目指して活動されている

そういう方々に対しては本当に頭が下がります。


問題山積だと思います。

そんな中、ボランティアで活動されてる方々には、ただただ尊敬の念を抱くのみです。



ウチの近所にURがあるのですが・・・


その集会所横の青パト駐車場に

一匹の三毛猫が居ます。

良く太っていて毛並みも綺麗なのですが

そこを通りかかるたび、大抵見かけたので

野良猫だと思います。

いわゆる、地域猫なのかも知れません。

しかし、年末以来、姿を見なかったので

冬を越せなかったのかなぁ・・・

そう思っていたのですが

数日前遭遇しました。

相変わらず太っていて綺麗で安心したのですが

写真を撮ろうとしたら速攻逃げられました。

やっぱり野良なのかな、と思います。



街中で猫を見かけると心が和みます。

でも、それだけで終わり。

これって

無責任で残酷

そういう事かも知れませんが・・・


岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」見ると外国では野良猫が風景の一部として当たり前のように住人に受け入れられてたりするのかな・・・

そう思いますが、あれは一部を切り取ってるだけなのでしょうか?

顔なじみの野良猫と猫着ぐるみ姉妹の姉。

野良猫と人間が共存できる世界になれば良いのですが。








2019年3月10日日曜日

ブログ初心者レポート。何故中国産サバ缶記事が人気?


ブログ始めて7ヶ月目です。


全く知識ない者が、半年以上ブログ続けたら

こうなった

そんな現状報告です。

ブログ初心者って色々不安になると思いますけど、そんな方が、これを読んで

「あ、自分だけじゃないんだ」

そう思って頂ければ幸いです。



SEO対策なし、しかも内容は雑記。


故に5ヶ月目までは

アクセス数ゼロ

しかし、そんなブログでも、チラホラ閲覧数がカウントされるようになり

この場所もネット上に存在してるんだなぁ、と思いました。

半年近くアクセス数ゼロだと、

これ本当に公開されてるのかな?

そんな気持ちになります。

ま、今でも誰かに読んで頂いているという実感は皆無なのですが。

それ以前に、人様に読まれて良い、或いは読むに値する内容なのか?

そういう問題もありますが・・・





最近では1日平均30くらいのアクセスがカウントされているのですが


その大半が一つの記事に集中しています。

それは・・・

中国産サバ缶についての感想(2018年12月26日投稿)

閲覧者は100%検索流入なのですが、現時点では

「サバ缶 中国産」

で検索すると、なんと、このブログが


中国産サバ缶の通販サイトを押さえて・・・


トップ表示


何故?


私より以前に投稿された、同じような記事も他にあるのに・・・


それらを差し置いて


何故?


分りません。



ま、こういう順位って急落する事もあるらしいので・・・


そうなると、また閲覧数ゼロに逆戻り。




ま、それは心配しても仕方ないので置いといて


私が、その記事を書いた理由は

中国産のサバの缶詰を食べて、

「これは誰かに伝えたいな」

そう思う所があったからです。

決して、今サバ缶流行ってるらしいから、これネタにすりゃ検索に引っかかるんじゃないか?

そんな計算が、あった訳ではありません。


・・・イヤ、正直言うと少しはあったかも。

その記事投稿した2018年12月末は閲覧数ゼロ状態。

焦りみたいなモノがあった事は否めません。

しかし、競合記事が多いネタだろうから、キーワード検索しても表示される事すらないだろうと思っていたのですが(実際170記事くらい投稿してますけど、大半は掘っても掘っても出てきません)

まさかの展開

アクセス数は460超えてます。

勿論、世の人気ブログ様に比べれば微々たる数字です。

しかし、半年近く閲覧数ゼロが続いた立場からすれば、驚くべき数字です。



何故、そうなったのか?



サバ缶という現在進行形で世間一般的に人気の高い商品

中国産という、これも世間的に関心度の高い問題

それらを組み合わせて記事にしたから。

ここまでは間違ってないと思うのですが

では、何故、それが先行する他の記事を差し置いて短期間で検索上位トップになったのか?

その肝心の部分は前述した通り


分りません。


この謎が解ければ、他の記事もアクセス数が増えるはず。

で、勿論それを目指して日々更新してます。


今の私に出来るのは数を積み重ねる事だけ。

理由?



ブログやるモチベーションは人それぞれだと思いますけど


「誰かに何かを伝えたい」

これ基本ですよね。


私の場合・・・

猫って面白い

このメッセージを発信し同じ価値観の持ち主に共有してもらえたら嬉しい

それが基本です。

このモチベーションは強く、枯れたり尽きたりする事はありません(断言)


ブログネタが尽きる事はない、猫着ぐるみ姉妹の姉。
















2019年3月9日土曜日

ネコ田さんと下半身麻痺の猫カンプ君のYouTube動画の話


YouTubeヘビーユーザーです。


専ら音楽動画を閲覧しているのですが、それ以外に視聴回数多いのは


猫動画



猫飼ってないし飼う予定もない猫好きとしては当然そうなります。



YouTubeって無料で見放題。


これ当たり前みたいな感覚になってると思いますけど(?)

広告収入で成り立ってるんですよね。

この広告、色々な表示方式がありますけど、正直・・・

スキップできるタイプはスキップしますよね?

例外は動画のアップ主を金銭的に支援したい。

そんな時だと思います



そういう数少ない動画の1つの話・・・



「一緒にこの子を助けてください」

そんなタイトルの動画が、お勧めに表示されました

網に絡まって動けなくなっていた子猫を保護した

そんな内容でした。



猫を保護するだけで大変な事ですが


更に・・・


  1. この動画のアップ主は、猫飼った経験なし
  2. 受験生(高校三年生)
  3. 猫は下半身麻痺
  4. 同居されてるお婆さまが猫嫌い
・・・問題山積にも程があると思います。

ネコ田というアカウント名の彼は、カンプと名付けた猫の動画を不定期でアップ。

下半身の麻痺は残念ながら治らないようですが、すくすくと成長。

ネコ田さんも大学合格されたそうで何より。

・・・お婆さまも可愛い孫が一生懸命になってるのを無下には出来ませんよね。




餌代や病院の費用もバカにならない額だと思います。


だから、広告はスキップしません。

でも、動物飼う負担って金銭的な面だけじゃないですよね。

特にカンプは下半身麻痺の白猫。

人間がケアしてやらないと、見た目汚くなっちゃいますよね(カンプ君は美猫です)

カンプ君見てるとネコ田さん、そして家族の愛情が注がれているのがよく分かるのですが・・・



「カンプ元気だ。大きくなった。ネコ田さんと出会えて良かった」

そんな風に思いながら動画拝見してますけど・・・



自分がネコ田さんと同じ状況に遭遇してたらどうしただろうか?



ふと、そう考えてしまいます。

ひょっとして、猫好きとか言ってるくせに、急いでたりしたら

「見て見ぬふり」をしたかも・・・

幸せそうなカンプ君を見ながら、一抹の後ろめたさもよぎるのです・・・

「自分がもし・・・」と想像してブルーになる猫着ぐるみ姉妹の姉。広告スキップしようとしてる(?)デカ猫氏。自分の身体能力に何の疑問も抱いてない玉猫どん。






















2019年3月8日金曜日

K-Tigers、DA PUMPのU.S.Aをカバー


K-Tigers


ご存じでしょうか?

韓国のダンス・ユニットです。



凄いです。



私が、それに気づいたのは最近ですが。



名前だけは知ってました。


K-POP好きで(thee michelle gun elephantやTHE BLANKEY JET CITY、あとメタル系も好きですが)

ダンスも好き(見るだけ)

YouTubeでそんな動画ばかり見てるせいでしょうか、関連動画としてK-Tigersも表示されていたのですが、ずっとスルーしてました。

気に入った動画は、それこそ何百回も見ますが、新規を覗いてみようという好奇心は欠如している・・・そう言う性格だからです。

あと、知りもしないくせに、勝手にイメージして却下してしまうという悪癖故でもあります。

新しいモノへの好奇心が薄く、先入観だけで否定する

・・・アカン奴や。

で、最近この思考様式を見直しているのですが、その結果

目から鱗体験の連発

・・・いやぁ、食わず嫌いって良くないですね(何、当たり前の事を・・・)



K-Tigersの特徴


これが、即ち凄さなんですけど。

まず、挙げられるのは

テコンドーとダンスのコラボ。

テコンドー特有のトリッキーな回転系の足技が随所に取り入れられています。

そして、アクロバット

この2つの要素により、

めっちゃ派手です。

私なんかは、まず、そこに目を引かれてしまうのですが(アクロバット系のダンス大好き。ブレイクダンスの動画も良く見ます。自分はチェアしか出来ませんが)

立ち踊りもキレッキレ。

多人数パートのシンクロ率も高いです。

女性メンバーも居ますが、身体能力、ダンス・スキルが高いだけではなく

アイドル並みのルックスに加え

なんか凜とした感じの子が多いのも良いです。





K-Tigersは基本的にK-POPのカバーをやっているのですが



なんと、この2月にDA PUMPのU.S.Aをカバー

パフォーマンスは相変わらずハイレベル。

そして、思った事・・・

K-Tigersの動画コメント欄は大体英語8割ハングル2割位。

しかし、この「U.S.A」カバーは日本語の書き込みも結構あります。

で、同じようなコメントが多く、それは

「日本人として嬉しい」

同感です。

「U.S.A」ってアメリカの曲のカバーですよね。

アメリカ→日本→韓国

こんな風に変遷して、それぞれの良さがある。

こういう連鎖っていいなぁと思います。
















2019年3月7日木曜日

猫って「もこもこ」?それとも「もふもふ」?


「もふもふ」



猫に対する褒め言葉の一つですよね。


「毛の量が多くてふかふかしてる」

私はこんな風に解釈しているのですが

間違ってないですよね?

個人的には、この言葉に対して少し違和感があります。

「もふもふ」という表現自体が、どうのと言うのではなく・・・

作った方は優れた言語感覚の持ち主だと思いますが


耳馴染みが薄い


「もふもふ」って新語とまで言わなくても、一般的に使われ始めたのって、割と最近じゃないでしょうか?


「お前が知らなかっただけだろ!」


・・・そういう事に過ぎないのでしょうか?

私が初めて、この表現を知ったのは7、8年前だったと思いますが、

当時日本でも大人気だったKARAのメンバーが日本のバラエティ番組に出演した時でした。

ハラちゃんだったかスンヨンさんだったか、その口から発せられたのが初耳。

「もふもふ」

ま、この時の表現対象は犬だったのですが。

「もふもふな犬」もいますよね。

その犬も可愛かったのですが、犬抱っこして大喜びではしゃいでいるKARAのメンバーの方が、ずっとプリティでした。

それはともかく、外国の若い子に自国語の語彙を増やしてもらう事になるとは・・・





「モフる」

こんな動詞的な使い方もしますよね。

「・・・いや、ホント今更何言ってるの?」

そう呆れられるのかも知れませんが・・・

そんな私が「もふもふ」に相当する言葉として使用していたのは

「もこもこ」



猫好きとしては映画の中に登場する猫、気になりますよね。


個人的最高もこもこもふもふ猫は

リュック・ベッソン監督の

「フィフス・エレメント」

この映画に登場した猫です。

出番はわずかなのですが印象は強烈。

この映画・・・

猫とミラ・ジョボビッチ

この二つのエレメントしか記憶に残ってませんが。




「もこもこ」「もふもふ」


猫は自分が人間に、そんな表現で面白がられ愛されている事を

知る由もない。

眼中にもないんでしょうねぇ・・・

「もこもこもふもふ」とは別の領域に達している(?)デカ猫氏。














2019年3月6日水曜日

猫よけにペットボトルは効果なし


ペットボトル


今や、あって当たり前の日常グッズの一つですが。

でも、実は、ここ数十年位で急速に普及したんですよね。

平成生まれの方々にとっては、物心ついた時から身の回りにある存在だと思いますけど・・・


そのペットボトル


一部で本来、想定されていなかった用途に転用されてますよね。

はっきり言うと

「使い方間違ってますけど」

それは、ご存じの方も多いでしょうが

猫よけ。

で、これも、ご存じの方も多いと思うのですが


効果なし。


意味なし。

ペットボトルの横で通常運転中のデカ猫氏と玉猫どん。





ペットボトルなんて猫またぎ


そんなの常識だと個人的に思っているのですが

そうでもないのが現状ですよね。

未だ住宅地の電信柱の根元、民家の軒先などに並べられたペットボトルを見かけます。

水入りペットボトルの猫よけ効果

この、信仰、というか迷信というか都市伝説って全国的に信奉者が存在しているのでしょうか?

少なくとも、私の見たところ、大阪では、この誤った情報を信じてる方多いようです。

近所歩いていると普通に目にします。


私の住んでるマンションの門の前にもあります。




猫よけ効果無いどころか、実害が発生するのが問題



まず、見た目悪いですよね。

分譲マンションなんかだと、管理組合の規定に「マンション敷地内にペットボトルを置くべからず」こういう項目もあったりするのでしょうか?

それに、夏場なんて水が腐ったり虫が湧いたりして衛生的問題も発生しますし。


一番、問題なのは火災の原因になる危険性

専門的に言えば、水によって太陽の光が収斂(しゅうれん)現象を起こすって事だそうですが

そんな理屈抜きに

子供の頃、太陽光線をレンズで収束させて紙焦がしたりして遊んだ経験があれば、ペットボトルの水を真夏の強烈な日差しに曝すなんてヤバくない?


そう思いますよね?

実際危険なんですね。

うちのマンションでは門の前はゴミ集積場なのに、よりによって、そこにペットボトル設置。

と言うか、ゴミに猫が集まる=そこにペットボトル置いて猫よけ

そんな発想なんでしょうね。

電信柱の根元がペットボトル設置場所になってる事が多いのも、そこがゴミ置き場だからでしょうね。

しかし、それはゴミに着火するリスクがあるって事です。




ウチのマンション門前のペットボトル撤去したら


「誰がやったんだ?」

そうなるでしょうねぇ。相手次第では厄介な事になるかも。

ペットボトル巡っての近隣トラブルってあるんでしょうか。

トラブルに発展してなくても、私のように揉めたくないから放置してストレス溜まるみたいなパターンもあるのでは?


ペットボトルは猫よけの役には立たない




これ、もっと一般的に広まって欲しいです。

猫嫌いとか糞害とか、ペットボトル置く理由は分りますけど

それ効果ないどころか危ない。

これが常識として定着する日は来るのでしょうか?



ストレス溜めるくらいなら、思い切って言うのも有りかな、と思わないでもないのですが・・・

誰が置いてるのか分りません。



でも、もし、それが判明して勇気奮って異議申し立てして



「み、水入りペットボトルは猫よけにはなりませんよ・・・」


「そんな事分ってるよ。常識だろ」


「・・・え、じゃあ、何のために?」


「ヨグ=ソトースを召喚するんだよ」


「・・・」


こんな展開になったら近隣トラブルより怖いですよね(絶対ない)











2019年3月5日火曜日

おすすめドラマ「ガンジス川でバタフライ」の長澤まさみさんが色々な意味で凄すぎる件



「ガンジス川でバタフライ」



インパクトあるタイトルです。


組み合わせの効果って奴ですよね。



同名体験記まず有りきなのですが、今回語りたいのは


2007年のTVドラマ版です。

内容は、タイトル通り

「ガンジス川でバタフライ」する話です。




衛生面から言ってもリスキーな話ですよね。

劇中では「罰ゲーム」呼ばわりされますが

そんなレベル超えてると思います。

しかし、実行するのが男なら

「大丈夫か?」

そう思うだけで、わざわざ見たいとは思いません(私は)


しかし、やるのは若い女性(設定は就活中の女子大生)

しかも演じるのが


長澤まさみ様




これは見るしかないですよね(特に私は)




しかし、冷静に考えれば


「カメラを止めるな!」の女優のセリフじゃありませんが、リスキーな撮影は


「事務所的にNG」ですよね。


2007年と言えば、長澤まさみ様は芳紀20歳の大人気美人女優。

ホントにガンジス川で泳ぐわけないじゃん。しかも劇場用映画でもないんだし。

そんなの当たり前。あまり期待しちゃダメ。

きっとバタフライ・シーンはセット撮影か別の場所でしょ。

泳いでるシーンは吹き替えとか。



そんな軽い気持ちでDVD再生した私は

自分の浅はかさに恥じ入って穴があったら入りたい思いにさいなまれる事になりました。

長澤まさみ様凄いです。


以下は未見の人は読まない事をお勧めします。





脚本は宮藤官九郎さんです。


長澤まさみさん演じる就活中の女子大生がガンジス川でバタフライするに至るまでの話がテンポよく描かれます。

基本、コミカルなテイストなのですが

貧困やカースト制度などインドの抱える深刻な問題も、長澤さん目線から押さえられています。


インド・ロケは、気候のせいで、それ自体が過酷だと思いますが


長澤まさみ様は

安宿のトイレで「紙がない!」と絶叫したり・・・

インドと言えば放し飼いの牛ですが(?)

牛糞踏んづけたり(サンダルで)

ま、これは泥で作ったダミーにせよ・・・

衆人環視(全員インド人)の中、草むらにしゃがみ、生物なら全て避けられない生理現象を解消する側になったり


インドのお祭り(?)で、水鉄砲で色つきの水を掛け合う風習に巻き込まれ、全身びしょびしょで・・・

顔みどり色になります。

このシーン、水鉄砲で攻撃してくるインドのお子様達は、相手が誰でどういうポジションの人間なのか知らないので、容赦や遠慮とは無縁です。




この水撃戦の後で長澤まさみ様は、絵の具を井戸水で洗い流し

完全スッピンになりますが

全くなんの問題もありません。

流石です。

更に、首に大ヘビ巻いたりとか


しかし、これら、ある意味「アイアムアヒーロー」以上に過激で衝撃的な描写すら前振りに過ぎず、本当に



「ガンジス川でバタフライ」実行


ガチで。

長澤まさみ様本人が・・・



ガンジス川に飛び込む所は


まるで、ジャッキー・チェンの「プロジェクトA」の時計塔飛び降りシーンのように

複数カメラ押さえ、スロー再生です。

「時計塔から落下」

「ガンジス川で泳ぐ」

どちらも自分ではやりたくないし出来ないという点に於いて、私にとっては同レベルの偉業です。

しかも、ただ泳ぐのではなく

バタフライ。

Wikiによれば、水泳指導は元日本代表の井本直歩子さん。

見事、その指導の結果が発揮されています。







劇中、「ガンジス川で沐浴したり泳いだりしないで下さい」


こんな宿の注意書き(日本語)が提示されます。

そんな事をしようとする日本人がいて

それはやったらマズいから注意喚起してる

そういう事ですよね?



撮影後、長澤さんは一週間入院したそうですが

こんなドラマがあった事自体忘れ去られつつありますよね・・・

勿体ない話だと思います。










2019年3月4日月曜日

アルフィーって凄い。歌詞ダサい?高見沢ワールドという特別枠ですが何か?



THE ALFEE 凄い。


今回の結論です。


それについて

「ドリーム・ジェネレーション」というアルフィーの自伝漫画を読む為に、その作品が連載されていた少年キングを購読していた過去を持ち(「ペリカンロード」も好きでしたけど。フェルト・ヘルン・ハレ。ヤチさん・・・懐かし)

アルフィーの曲では「鋼鉄の巨人」が一番好きで

「アルフィーのオールナイトニッポン」ヘビーリスナーだった私が




・・・語りたいと思うのですが。



まず、冷静客観的な現状確認から。


ファン目線ではなく

アルフィーについての一般的な認識はどんなモノなのでしょうか?


TVバラエティへの露出が多く

メンバー全員芸達者でサービス精神旺盛なので

面白いオジサン達

こんなイメージ?

オジサンというか3人とも

還暦超えてるのですが・・・

それで現役ミュージシャンとして活動できている事自体凄いです。



しかし・・・



これは、個人的経験に基づく私見ですけど


正直、「アルフィーが好き」って言いにくい空気ってあります。(個人の印象です)

正確に言えばミュージシャンとしてのアルフィーについて、です。

友人に自分はアルフィー好きだと言ったら否定的なリアクションを返されて凹む。

アルフィーファンなら一度や二度は経験した事があるはずです。

・・・ですよね?



で、この世間の冷たい風を知り、人は学習します。


例えば、会話中、音楽の話題になった場合・・・

アルフィーの事など、おくびにも出さない。

或いは、

「アルフィーってメリーアンとか星空の何とかは結構いいと思うけど・・・」(まずパンピー装い、相手の反応を伺う)

で、スルーされたり反応が冷たいと

無難なバラエティー番組の話にシフトして切り抜ける。



・・・いや、他人にどう思われようが好きなモノは好き。

それで良いとは思いますけど

やはり、ネガティヴな反応されるのは気分悪いですよね。

で、それを回避しようとした結果、人は


隠れアルフィーファンになるのです。



何故、かくもアルフィーに対して世間の目が冷たいのか?


その理由は明白です。(私見に基づく断言)


歌詞


「アルフィー 歌詞」

検索ウィンドウに、そう入力し、シフト・キーを押すと現れるワードは



ダサい




・・・ま、ストレート過ぎる表現が多いって事は否めませんよね。




別に統計データに基づいているのでは無く、単なる印象ですが





このワードの使用率高いですよね?

あと・・・





こういう直球ワードあんまり多用されると、正直・・・




でも、これは高見沢ワールドという別格特別枠なんです。


で、そのスペシャルな別世界には歌詞だけではなく

楽曲も含まれているのですが

歌詞に拒否反応示して、そこに辿り着いてない人がいるとしたら残念です。


勿論、有名なヒット曲も高見沢ワールドに属しているのですが


そのステージしか知らない方には未知の領域。


「貴方の知らない世界」がアルバムの中に展開されているのです。


どんな世界?


身も蓋もない言い方ですけど


とりあえず、YouTubeでチェックして欲しいです。


合わないかもしれないし


ハマるかも知れません。


確かに言えるのは、


唯一無二独自の世界だと言う事。


ギブソンのフライングVにマーシャルの真空管アンプ


マーチンのセミアコ


この2つが同居してるバンドなんて他にないですよね?




私、実は出戻りです。


最近まで、アルフィーから離れていました。

理由?

尖った若者(笑)みんなそんな時期迎えますよね・・・にとって、あの歌詞は正直嫌悪の対象と化したからです。

で、そのタイミングで現れた、THE BLANKEY JET CITY、thee michelle gun elephantに衝撃を受け、どっぷりハマり(継続中)

その後K-POPブームでAOAのチョアに別の意味で衝撃を受け「HEART ATTACK」MVで正にHEART ATTACK状態。(継続中)


・・・色々あって最近ふと


「昔、アルフィー好きだったよなぁ」

そう思いYouTubeで検索

で、冒頭の言葉



THE ALFEE凄い



その言葉が口を出ました。ま、実際は

「アルフィーってスゲえなぁ」

それが、長きに渡って遠回りして辿り着いた結論です。

若さ故に見えないモノってあるのかも知れません。

・・・ベタな結論や。






あと、「ALFEE KITCHEN」とか見て、つくづく思うのですが・・・



あの年齢の男同士で、あんな関係って理想的だなぁ


仲が良いけど、ベタベタした馴れ合いではない絶妙なバランスの三角形。

あの3人だから成立している構図だと思います。

暴走気味、しかし悪気はないし憎めないキャラの高見沢氏を

堅実な桜井氏、優しい坂崎氏が苦笑しながら支えているという感じ?

支えられる側に魅力があるから、成立する関係だと思います。

例えて言えば・・・


「姫」と「じいや」と「執事」?


・・・ベタな例えや



猫飼ってる坂崎さんに対し勝手に親近感抱く猫着ぐるみ姉妹の姉。